断熱リフォーム、中古住宅入居後のリフォームでの助成金

中古住宅を購入された方、比較的新しい家でも

「寒いお風呂・脱衣場」「寒いトイレ・洗面室」「寒いキッチン」「寒いリビング」「寒い寝室」

は本当に辛いですよね。

寒い家は寿命を縮ませる可能性があります。

2009年の英国保健省の年次報告書によりますと、冬平均気温が1℃低下すると死者数が年間8000人増加するそうです。英国より寒いフィンランドでは、同じ条件で45%も死者数が少ない。英国より温暖なスペイン、ポルトガルでは死亡率、死亡者数ともに英国より増えると言う調査データがあります。

このように、単純な気温の変化だけでは計り知れず、生活習慣や住環境等の他の因子を検討する必要があるという事になります。そこで着目されているのが多くの時間を過ごしている住宅の断熱性になります。こうした海外の研究を見、我が国においてもその因果関係を調査する必要があります。それこそが私達が望んでいる単なる長寿ではなく、ピンピンコロリ。つまり健康長寿につながっていきます。

そしてついに今年度、日本でもその研究が始まります。既にいくつかの実証が始まっておりまして、その仮説から室温と血圧上昇の関係が見られ、断熱性能を上げていく事で多くの命が救われ、また、寝たきりになることなく健康長寿を実現する事ができると確信しております。

私達はこれまで何度もお知らせをしてきましたが、その費用負担からやむなくガマンをしてしまう方々がたくさんいらっしゃいました。しかも来年度は更なる消費増税も予定されています。ますます健康長寿は困難な状況に。

どんなリフォームでもかまいません。

一定の条件をクリアする事で 最大工事費の半分(100万円)まで補助金が支給されます。

耐震リフォームをすればこれも100万円以上かかります。多くの方はせっかく壁を剥がすなどの大掛かりになるのであればと、断熱改修まで行います。そういうタイミングが今ではないでしょうか。東海地震、東南海地震がすぐにでも来るような雰囲気で叫ばれている今。耐震リフォームにあわせて高断熱化して強い上に温かい家を手にしてください。なにより、その研究データは愛知医科大学や早稲田大学など全国の私達の研究グループが分析をしてまとめていきます。

あなたのそのリフォームは世界の建築及び保健医療の分野で大きな役割を果たします。

どうぞ世界に貢献してください。難しい事は全くありません。設計施工は私達専門知識を持った工務店がおこないます。調査研究は大学の研究チームが行います。血圧を測る等ほんの少しのお手伝いをいただくだけです。

 

暖かな部屋

暖かな部屋

もうまもなく正式に募集をさせていただきます。それまではご予約としてお受けさせていただきます。まずはこのブログの読者様だけに優先して個別相談会を開催いたします。お問合せフォームから「助成金 相談予約」と題してお名前、ご連絡先、ご住所、戸建てかマンションかの種別を合わせてお知らせください。

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中古住宅選びのポイント 屋根雨漏りのリフォーム

天井からの雨漏り改修リフォームです。

40年も過ぎればどんなに手入れをしていてもそれなりに傷みがでてきます。中古住宅にはつきものですが、注意深く見ていく事で入居前に発見しリフォームをする事ができます。

屋根雨漏りの原因

屋根雨漏りの原因

築年数、手入れの状態、内側の内装の状況などから総合的に判断をして、的確にリフォームすべき個所を見抜いていきます。

屋根雨漏りの原因 腐朽

屋根雨漏りの原因 腐朽

一見して何ともないように見える瓦屋根ですが、めくってみるとこんな状態になっています。こうなるとどこまで直していくかが問題になります。当然屋根全てを下地からそっくり取り替えるのがベストです。

屋根雨漏り改修リフォーム

屋根雨漏り改修リフォーム

しかし、それはあくまでプロサイドが建物だけを見た場合の正解です。現実には予算という大きな要素を加わえ、中古住宅全体の費用対効果を考えて判断材料とするのがお客様のためには正しい選択です。

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木製サッシのメンテナンス

輸入住宅ではすっかり定番の木製ドア、木製サッシですが、国産の洋風住宅でも見られるようになってきましたね。センスアップして来て良い流れだと思います。まだまだアルミサッシが主流ですがもっと見直されてきても良いと思います。

30代より若い方はご存じないと思いますが、逆に昭和40年代のころまでは国産の住宅でも木製サッシでした。いわゆる隙間風ピューピューの寒い仕様です(笑)当時に比べて性能は格段に上がっていますが、やっぱり時代はめぐってくるのですねえ。

さて。そんな木製サッシですが、メンテナンスができない家が非常にたくさん見られます。せっかくの高価なドアや窓がどんどん傷みが進んでしまい、本来は何十年も持つのに10数年で雨漏りするようになってしまいます。

木製サッシ

5年目の木製サッシ メンテナンス前

木製サッシを入れるお家は高級住宅である事がほとんどです。というかハウスメーカーや建売、ローコスト住宅では宝の持ち腐れになってしまい全体のバランスが悪くなるので使いません。また、売買で資産的な評価もされません。話がそれてしまいました。

いずれにしてもメンテナンスが大切です。メンテナンスといっても難しい事ではありません。保護塗装をしてください。基本はそれだけです。

木製サッシ

5年目の木製サッシ メンテナンス前

上の2つの写真の様に、毎日太陽や雨風にさらされますので、色落ち・色あせ、肌荒れが起こります。これ以上症状が進むとつなぎ目が開いて来たりして雨じまいが悪くなって漏水につながります。

木製サッシ

5年目の木製サッシ メンテナンス前

日曜大工の心得がある方はご自身でもできますので、チャレンジしてみてください。ただ、2階の窓などは梯子や足場が必要になりますので、自身の無い方は必ずリフォーム業者にお願いをしてくださいね。また塗装の養生は結構難しいので壁を汚す事も十分考えられます。プロでも転落事故や塗料飛散などトラブルがありますので、ご心配の方はやはりリフォーム業者さんにご相談いただくのくのが良いでしょう。

木製サッシ

木製サッシ メンテナンス仕上がり

 

木製サッシ

木製サッシ メンテナンス仕上がり

塗装は木に浸透して保護するオイルステンを使ってください。普通のペンキだとせっかくの木の杢目や風合いが潰れてしまいます。

見違えるほど綺麗になりました。これでまた3,4年は大丈夫です。

 

 

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富裕層のリフォーム

ひとくちに「お金持ち」と言ってもスーパーリッチ層から駆け出し起業家まで様々です。また、現金で持っている場合と不動産で持っている場合とでは、お金の使い方が変わってきます。

いきなり下世話な話と思われるかもしれませんが、いわゆる富裕層の方々を接する機会が増えてきますと、リフォームを通じたお付き合いの中で、こうも違うものかと感心?させられることが多いのです。その中で感じているいくつかの法則をご紹介したいと思います。

「富裕層は注文が細かい。」

今の社会的手立場や収入などから多くのアッパー層との交流や取引場面を経験しておられますので、話題の間口が広く色々な事に精通されておられます。持ち前の好奇心や情報収集能力を駆使して良く研究されておられます。ですので、一般的に細かいと思われる事まで注文ができるです。正確に言いますと「富裕層は注文が細かい。」のではなく「金額でなく実現したい事にこだわった結果細かくなる。」のです。そして、私たちプロはそれに答える力を持つべきでなのです。ご相談の場面では時折「試されているのかな?」と思う事もありますが、一旦認めていただければ「任せる。」と言っていただく事が増えていきます。そうした信頼関係の構築がとても上手なのが富裕層の特徴でもあります。(もちろんそうであってもトラブルが怖いので、適宜確認を承認をいただきますが。)

「富裕層は忙しさを感じさせない。」

そうした「お任せ」という依頼も全ては余裕からうまれて来ています。確かにトップアイドル並みのスケジュールで毎日動いている方もいらっしゃいますが、それでもバタバタせずどこかゆったりとした雰囲気があります。経済的な余裕と言う面も大きく存在しています。こだわりは当然に高額になるという基本的価値感を疑いません。

「富裕層は信義則を何より重んじる。」

日本では武士道。欧州では騎士道。日本人なら何となくご理解いただけるでしょう。言ったことに責任を持つのはどんな関係であっても当然です。それこそが次世代への架け橋となる重要な真実であると確信しています。一時のあだ花で終わるのか?それとも100年を超す名門となるのか?世界一老舗企業が多い我が国のそのひとつひとつを見ていくと、そこに同じような家訓(経営理念など)が見られる事でしょう。高い安いは表面的な事です。京都や名古屋はよそ者は入りにくいと昔から言われています。それもこれも商売には信頼に重きを置く文化があるからです。富裕層こそ毎日価値が上がったり下がったりする浮気なお金ではなく、人の信頼で決めるのは自然の事なのですね。

これらはあくまでもこれまでのお客様とのリフォーム(家づくり)を通じた経験値です。ものすごくお金を持っているのにいつも厳しいお顔でどこか寂しそうな方もいらっしゃいます。富裕層と言う切り口は決して幸せを約束したものではありません。「貧乏暇なし。」と言いつつも家族みんな笑顔の絶えない暮らしを送っている方が幸せだと思います。

だから、皆様には幸せの富裕層を目指してほしいと思います。そういう家づくりのお手伝いができる事が何よりうれしい事です。

 

 

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玄関ドアのリフォーム 本当は難しいのです。

玄関ドアの取替えリフォームはリフォーム工事の中でもポピュラーなものです。最近では1日で取替え可能な1Day玄関リフォームなる製品もあり、消費者の選択肢が増えてきたのはとても良い事ですね。

トステム1Day玄関リフォーム

トステム1Day玄関リフォーム

 

(PDFでご覧になりたい方:1日工事玄関ドア

1日で工事が終わるのは防犯上もとても良い事ですので、そうした点が不安で躊躇していた方にとっては朗報です。防犯性能の高いモノも用意しておりますので、リクエストをしていただくと良いと思います。

その一方でデメリットもあります。まず見付けの問題があります。カバー工法の特性上、既存枠の上からかぶせるように新しい枠を取り付けていきますので、どうしてもこれまでよりも入口幅が狭くなります。また、お客様の既存玄関によっては大きな額縁が必要な時は時があり、それがとても大げさな感じになって見栄えが悪くなる時があります。

玄関リフォーム カバー工法の問題

玄関リフォーム カバー工法の問題

玄関リフォーム 細枠

玄関リフォーム 太枠

玄関リフォーム 太枠

写真はトステムのカタログ リシェントに掲載されているものですが、太枠は商品事例で見られただけで後は掲載されていません。カタログの商品掲載には全て細枠になっています。やはり新築と同じくスッキリとしたイメージで見せたいのでしょう。

それにもまして問題なのは、出入り口(下枠)の段差が今よりひどくなる事です。1cm程度上がりますので、段差緩和のオプションは追加していただいた方が良いと思います。もしくはタイル工事まで追加して全体をあげてしまうか。

弊社ではこうした問題を回避したいお客様のために、枠を残さないで取り替える本当のリフォームを提案いたしております。これにはノウハウと技術が必要です。玄関廻りをガバッと壊して取り替えるならどこの業者さんでもできますが、そんな事をしていてはコストもかかりますし、何より工事中の仮玄関設置もままならず防犯上問題です。最小限の解体で短い工期と安い費用に一定の防犯を兼ね備える必要があります。

玄関リフォーム後

玄関リフォーム後

玄関リフォーム中

玄関リフォーム中

玄関リフォーム前

玄関リフォーム前

上の写真が「玄関リフォーム 後」(完成後)です。一番下の工事前の玄関の額縁(枠)幅と入口段差を見てください。ほとんど変わりません。それどころかバリアフリーが徹底されて内部とはほぼフラットになって、これでもう、つまづくことはありません。もちろん入口幅もギリギリまで広げていますので以前と同じか気持ち広くできました。

1DAYリフォーム用ドアは単価が高く1日で勝負できるので、業者的には積極的に使いたい商品です。お客様も手間がありません。しかし先の問題もあって、弊社ではご案内だけはさせていただいております。「デザイン重視で新築用の玄関ドアから幅広く選びたい。」「いまより幅が狭くなるのは嫌だ。」「段差がさらに出るのは危険だ。」そんなご心配をされる方は、ぜひ、3、4日程度お時間をみていただければ綺麗な納まりの玄関に取り替えられます。

金額的にも新築用から幅広く選ぶことができますので、カバー工法と比べてそんなに高くはならないと思います。(現場の状況によりますが、大工工事、タイル工事、左官工事などが入ります。)

玄関リフォーム=カバー工法による1日工事

だけではないという事を覚えておいていただくと良いのではないでしょうか。

 

 

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健康省エネ住宅推進のためのシンポジウム IN あいち

パナソニックリビング名古屋ショールーム3階のホールでシンポジウムを開催しました。

15年間取り組んできたNPOシックハウスを考える会を発展解消して、国会議員の議連、国土交通省および全国各地域の自治体と共に、各地に健康的な家づくりの推進母体をつくり新たな健康省エネ住宅への取り組みを始めました。

愛知_シンポジュウムチラシ

衆議院議員 伊藤渉氏、工藤彰三氏をはじめ、愛知県健康福祉部北折課長からの祝辞。

講演は、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授 伊香賀俊治氏と愛知医科大学医学部衛生学教授 柴田英治氏により基調講演が行われました。そのあとのパネルディスカッションでは、名古屋大学大学院久野覚氏に中京大学スポーツ科学部教授 松本孝朗氏が加わり、あいちの健康住宅づくりのための活発な議論がなされました。

あいち健康省エネ住宅推進協議会シンポジウム

あいち健康省エネ住宅推進協議会シンポジウム

 

 

60名以上の参加をいただき、皆様熱心にメモを取っておられました。

脳卒中、心筋梗塞を発症させないためには、室内の平均温度を20度程度に保っておくことが非常に大切である事。半身浴の効用は暖かい浴室内があっての事など目からウロコの現役トップ研究者からのお話はとても参考になりました。

いち企業がわずかな経験値をもって健康住宅と勝手に宣伝して、一般の方はそれをうのみにするしかありません。よくあるのが「わが社の住宅でアトピーが治った。」「喘息が治った。」「寝起きが良い。」それを嘘とは言いませんが、たまたまの偶然をさも普遍的であるかのように宣伝してしまうから問題なのです。

実は、こうした事態に国会議員はじめ国土交通省や愛知県、名古屋市では、「それはおかしい」と考え始めています。健康とは学術的研究の裏付けは当然ですが、さらに第三者の追試や複数の研究結果をもってはじめて証明されなければならず、一企業のバイアスのかかった研究などは、しょせん入り口でしかありません。いま話題のSTAP細胞論文が良い例です。

本当は、我々のような昔から地元でやってきた工務店も全国規模のハウスメーカーも一緒になってこの研究を進めていくべきなのですが、どうしても自社ブランドだけで独占したいと考える人がいます。今回、この研究に参加いただいた、名古屋大学や愛知医科大学、中京大学そして心ある工務店、木材建材店などが市民の皆様と共に地道に行っていく研究について、その成果だけをもらえれば良いというお考えを耳にしたときはとても残念でなりませんでした。

それが誰かとは申しませんが、事実だけを申し上げますと、パナソニックは当初からご理解をいただき会員さんとして現在も全面的にバックアップをいただいております。

その他にも地元メーカーはじめ数社にお声掛けしてきましたが、これらの会社の経営幹部は、家で人がどうなろうと興味がないようですね。国民からいただいている収益の数万分の一程度の研究費用も出そうとしない態度に正直腹が立って仕方ありません。彼らには、ヒートショックで危険などと軽々しく口にしてほしくないですね。

 

 

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太陽光発電パネルの営業現場 出力低下問題PID現象にみる。

今日たまたま太陽光の業者の方から営業がありまして、その時の話題としてこの出力低下問題が出ましたので、あらためてここで取り上げてみたいと思います。実はこの話題は2年くらいい前に出た問題です。

ところで。

太陽光設置は家庭用についてはすっかり落ち着いてきましたね。業界の動きとしては、今は産業用(10kw以上)の全量買取りが始まっていますので、そちらがメインですね。ただ、悪知恵が働く人も少なくないようで、申請だけしておいて高額買取の権利だけを手に入れてパネルの価格が下がるまで工事しない事業者がいます。今、こうした不正について国も処罰に動いていて、承認の取り消しを進めているようです。

話がそれてしまいました。

出力低下の問題ですね。これはヨーロッパ最大級の研究機関であるフラウンホーファー研究機構(本部=ドイツ・ミュンヘン)が行ったものです。それによると、太陽電池モジュール13社13製品について、独自の高電圧負荷試験(システム電圧ストレス試験)を行った結果、9社の製品に太陽光発電システムの出力低下を招く「PID」と呼ばれる現象の発生が認められたというものです。

PID現象による出力低下は平均で56%、最大で90%も低下するモジュールがあったといいます。これでは何のためのパネルか分かりませんね。発生のメカニズムはよくわからないそうですが、高温多湿が影響しているとみられています。

ここで訪れた営業マンさんのお話にいきます。

日本社では、シャープと京セラだけはこの試験に合格しています。(へーそうなんだ。)

早速調べてみます。パナソニック、三菱、東芝、ソーラーフロンティア・・・・・合格・・・・。

確かにこの話題が出た2012年当時は、2社だけでしたが、2014年の現在はほとんどのメーカーが対策を講じており、第三者機関や独自のより厳しい基準の試験によってPIDが発生しない事を確認しているようです。

正確に教えてほしいものです。

もともと本当の事なんだけれども、情報が古いため今となっては間違いや正確性を欠くという事が営業の現場では毎日のように行われています。性別年齢は関係ないとはいえ、やっぱり若い営業マンの方にこうした傾向は強いですね。

本人はいう事をマニュアル教育されて放り出され、毎日営業回りに追われてしまっているので、新しい知識習得の時間がないのでしょうね。会社も余裕が無いので、なかなかケアできないのでしょう。と言うよりも意図的に情報選別しているように感じます。

その子は悪気が一切ないので「はい。ご安心してお任せください。」と自信満々です。目の前にいる人が、業界の関係者でなく、一般の消費者であったなら、若いこのフレッシュな勢いを気持ちが良いと感じると思います。だから業界素人同然の若い営業マンで、バンバン売ってくる人が結構いるのです。本質的には悪い事ではないので、購入される方は「背中を押してもらった。」とお考えになれば納得もできるかなとは思いますが。

私としてはもっと勉強してほしいな。と思うのです。

何度もブログで書いてきましたが、太陽光パネルは軽量化が進んでいるとはいえ、戸建の一般的な設置目安である3.5kw程度で今最も軽いパネルでも、150キロになります。設置架台も入れればもっと重くなります。耐震のため、屋根の軽量化を進めているのに、余計に重い物を載せる事に太陽熱温水器の二の舞を見るようです。また、軽量化は発電効率や耐久性、先のPID問題など別の課題もでてきそうです。

それと10年間は政府との約束なのでたぶん買ってくれるでしょうね。でも、売電価格はこの先下げられると思います。でないと電力会社がつぶれてしまいます。電力会社は価格転嫁できるとはいえ、太陽光を設置しない人の負担感が高まれば、それを強いられる事への不満圧力から、無制限に転嫁できるとは思えず、電力会社の利益を削らざるを得ない事になるからです。

やはりこれから太陽光発電の設置をされる方は自己満足でやるものと割り切って考える事が良いですね。エコとか将来の年金がわりとか色々な皮算用はもう通じないステージに入ったと思います。補助金がまだ1kw7万円以上出ていた時代につけた人だけが設備投資回収できて利益を出せるのではないかと思います。投資話は何でもそうですが、みんながやり始める時はもう遅いのですね。

割り切って発電を楽しむ感覚で設置してください。

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名古屋市介護保険の住宅改修手続きについて

年々介護保険の住宅改修が増えています。

これからもその傾向は変わらないと思いますので、ご利用される方のために手続き上のポイントや気を付けたい事などまとめておきますので、必要なときは参考にしてください。

まずは、介護保険証が送られて来たら、記載事項に間違いが無いか確認してください。
間違いや疑問などがあれば、すぐに市区町村の窓口に電話をしていただくか、直接担当窓口へ行ってください。
この介護保険証は、持っているだけでは意味がありません。名古屋市であれば、区役所福祉課または支所区民福祉課に要支援・要介護認定等の申請をするところからスタートします。
もちろん利用する必要がなければ行く必要もなく、保険証を無くさないように大切に保管しておいていただければいいのですが、良い機会ですので、窓口で事前に聞いておくといざと言う時にあわてないで済みます。

認定が要支援か要介護かで、受けられるサービスが変わります。要介護認定の場合は介護サービス。要支援の場合は介護予防サービスとなります。それから要介護の場合は居宅介護支援事業者に、要支援の場合はいきいき支援センター(地域包括支援センター)でそれぞれサービス計画を作成してもらう必要があります。いずれも区役所等の担当窓口に事業者一覧がありますので、それを見ながら選ぶことになると思います。

そこで問題になるのがやっぱりここでも「どこへ頼むの?」という事になります。
結局、リフォームと同じで初めての事ですので、どこが良いかなどは全く分かりません。
ですので、窓口の担当者に方に紹介してもらう事になります。しかし窓口の方は役所の方ですので、特定の業者を指名する事はご法度ですから、被保険者の自宅近くの業者を中心に3つほど紹介をする事になります。

それぞれの事業者に所属する介護支援専門員(いわゆるケアマネージャー)にサービス計画を作ってもらいます。これも自分や家族が作成する事もできるようですが、その後の手続きや報告などが煩雑ですのでやってもらう方が良いでしょう。

介護保険トイレ改修

介護保険トイレ改修 手摺

ここで上記のような住宅改修が必要だと判断された場合、介護保険サービスを使って補助をうける事ができます。保険証に記載されている住所で1回きり20万円で、1割負担ですので、最大で18万円もらえます。ただし、認定の段階が一定程度あがったり引越せばまた、そこで申請できます。(詳しくは下記URLを参照してください。)

この時に、サービスを受けられるご本人さんやご家族の方からのご依頼で工事や補助金の申請手続きをお願いされて対応させていただくのですが、その際のお話の中で聞くのが、サービス計画を策定している事業者へのクレームです。

説明不足や誤解がほとんどなのでしょうけど、中には住宅改修まで手掛けている事業者もいますので、しっかり営業されているようです。それはそれで契約は自由ですから、全く問題ないのですが、たまに、懇意にしている業者がいるのでそちらに頼みたいと言った時に、妨害をしてくる業者がいるので困ります。

介護保険を使った住宅改修には決まった様式の理由書が必要です。これは増改築相談員やケアマネが書くのですが、ケアマネさんの事業所以外に頼むと、まずこれをすぐに書いてくれる事はありません。(まあ、タダ働きですからね。仕方ないのでしょうね・・・苦笑)

そういう交渉をしていても仕方ないので、弊社では増改築相談員が改めて本人さんと面談をして様子を伺いながらさっさと作成してしまいます。これだと面談から作成まで最低2日あればできますので、迅速な手続きができます。やっぱり必要な時に手続きの問題で工事ができないのはおかしいと思います。

また、名古屋市では受領委任払いという制度もあります。これによって1割負担の出費だけであとは一切支払いをする必要がありません。残り9割の工事代金は補助金から直接業者へ支払われますので、本人さんが一旦全額を払って後から補助金をもらう手間がなくなりました。

申請は名古屋市では区役所になりますが、各区でも担当者によって求められる内容に差があります。とても細かく厳格にチェックする方と実態がきちんと判断できればOKと言う方と分かれます。不正防止という点では厳しいのは当然なのですが、書類の不足事項や修正事項は全て一度に指摘していただかないと、その都度何度も行かされるのは時間ばかり掛かってしまって困ります。最近はほぼ対応できていますので、余程こうした事はありませんが。

工事の質と言うところが一番重要なのですが、残念ながらこれは頼んだ結果でしか判断できません。ポイントは申請手続きにすぐに動き出しているかどうかで、この仕事への熱意が判断できます。やはり技術があっても熱意が無ければ、工事も何となく予想できます。

良い計画づくりも良い工事も まずは、素早い手続きから。

それが介護保険制度における良い業者選びのポイントです。

 

参考URL

名古屋市介護保険について

 

 

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マンションの建替え

マンションの建替えはとても難しいです。

(詳しくは下記にリンクを貼っておきますのでそちらを見ていただければと思います。)

最初のハードルである「区分所有法にもとづく建替え決議」

これがまた非常に難しい話です。少なくとも1年~数年は地道に区分所有者への説得をしていくのが実態です。住民と言わず区分所有者とあえて書いているのは、法的な正確性というよりもそれが実態だからです。経年により、賃貸へ回す人が増えてくるので、実際のオーナーはそこに住んでいない場合が増えていきます。まずは実際のオーナーの了解を得るという事が必要になります。それも全オーナーの5ぶんの4以上です。100戸のマンションなら80戸以上のOKが必要になります。

それでやっとスタートラインです。

マンション建替え 写真のマンションは本文と関係ありません。

マンション建替え 写真のマンションは本文と関係ありません。

マンション建替え円滑化法によりその後の手続きが進めやすくなりました。さらに国土交通省では、現在もより利用しやすくなるように実態を調査し、改定に向けた検討が進められているところです。

今後、毎年全国で10万戸の建替え対象(築30年以上)になるマンションが出てくると言われている中で、実際に建替えたマンションはこれまででわずか150棟程度しかありません。

それだけ実際には難しいという事です。

日本の都市部の住宅地にはひとつの大きな特徴があります。

それは、近所の家族構成・世帯が似ている点です。それはひとえに、家は一生に一度。子供が小学校か中学校に上がる前に買う。そう言うひとつのセオリーみたいなものがあります。つまり家と共に住まい手が年をとっていく事になります。まさにその縮図がマンションです。

建替えが必要になる時は、ほとんどの住民(区分所有者)が老いています。健康状態から経済格差もかなり出てきます。一番良い結果は、持ち出しゼロで同じ広さの新居をもらえる事ですので、これを目指すことになりますが、それはかなり幸運なケースと言われています。あるデベロッパーの担当者は各世帯最低500万円程度は必要と言います。

中古の購入や相続などで若い新しい世帯が住民になるなど、きっかけがあると話が薦められるようです。もちろんそこにはアクティブに動く核となる人材が必要です。こうした条件が整わないとスラム化が進んでしまいます。せっかく地価の高いエリアにあっても、今後は人口減少の波もあいまって、早く手を打ったマンションだけが得をする事になるでしょう。

そもそも追加費用なしのズル替えできる建替えマンションは、高層化して新規分譲で経費を賄うというビジネスモデルです。そんな事が日本中で続けられるわけがありません。法規制や地域住民対策と言う以前に、新たに買ってくれる人が居なければ建築計画は立案すらできません。

うまくいくケースでも数年を要しますので、マンションにお住いの方々で最後まで住みたいとお考えの方は、率先して勉強会を早く立ち上げて一人でも多くの住民を巻き込んでいく動きをしていく事が成功のポイントですね。

参考URL

国土交通省 マンションの建替え・修繕http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/mansei/manseitatekae.htm

一般社団法人マンション再生協会 http://www.manshon.jp/

一般社団法人高齢者住宅財団 マンション建替等融資の債務保証 http://www.koujuuzai.or.jp/html/page02_04.html

 

 

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オルソープ アンティーク高級家具の納品です。

今日はALTHORP(オルソープ)が入ってきました。

イギリスの高級アンティークリプロダクトの家具です。

ALTHORP

ALTHORP 1

 

イギリスの貴族スペンサー家に伝わる由緒正しい家具です。

厳重な梱包で届きます。

ALTHORP

ALTHORP

ALTHORP

ALTHORP

チェアをちょっとだけご披露。

彫刻が素晴らしいです。マホガニーの杢目の美しさはやはり家具の最高峰と言えます。

また、改めてご紹介しますが、いわゆるインターネットでディスカウント販売の最高級マホガニー家具と謳われている物と比べれば、雲泥の差があります。丁寧な仕事は誰が見ても分かります。そもそも価値のある本物のマホガニー家具を安く売ること自体ばかげた話です。

 

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