木製サッシのメンテナンス

輸入住宅ではすっかり定番の木製ドア、木製サッシですが、国産の洋風住宅でも見られるようになってきましたね。センスアップして来て良い流れだと思います。まだまだアルミサッシが主流ですがもっと見直されてきても良いと思います。

30代より若い方はご存じないと思いますが、逆に昭和40年代のころまでは国産の住宅でも木製サッシでした。いわゆる隙間風ピューピューの寒い仕様です(笑)当時に比べて性能は格段に上がっていますが、やっぱり時代はめぐってくるのですねえ。

さて。そんな木製サッシですが、メンテナンスができない家が非常にたくさん見られます。せっかくの高価なドアや窓がどんどん傷みが進んでしまい、本来は何十年も持つのに10数年で雨漏りするようになってしまいます。

木製サッシ

5年目の木製サッシ メンテナンス前

木製サッシを入れるお家は高級住宅である事がほとんどです。というかハウスメーカーや建売、ローコスト住宅では宝の持ち腐れになってしまい全体のバランスが悪くなるので使いません。また、売買で資産的な評価もされません。話がそれてしまいました。

いずれにしてもメンテナンスが大切です。メンテナンスといっても難しい事ではありません。保護塗装をしてください。基本はそれだけです。

木製サッシ

5年目の木製サッシ メンテナンス前

上の2つの写真の様に、毎日太陽や雨風にさらされますので、色落ち・色あせ、肌荒れが起こります。これ以上症状が進むとつなぎ目が開いて来たりして雨じまいが悪くなって漏水につながります。

木製サッシ

5年目の木製サッシ メンテナンス前

日曜大工の心得がある方はご自身でもできますので、チャレンジしてみてください。ただ、2階の窓などは梯子や足場が必要になりますので、自身の無い方は必ずリフォーム業者にお願いをしてくださいね。また塗装の養生は結構難しいので壁を汚す事も十分考えられます。プロでも転落事故や塗料飛散などトラブルがありますので、ご心配の方はやはりリフォーム業者さんにご相談いただくのくのが良いでしょう。

木製サッシ

木製サッシ メンテナンス仕上がり

 

木製サッシ

木製サッシ メンテナンス仕上がり

塗装は木に浸透して保護するオイルステンを使ってください。普通のペンキだとせっかくの木の杢目や風合いが潰れてしまいます。

見違えるほど綺麗になりました。これでまた3,4年は大丈夫です。

 

 

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