どんどん工事写真がたまっていく・・・・・はやく掲載しないとヤバイ!!
という事でリピートでリフォームをいただいているお客様の事例です。

最近でこそ広いリビングを通って個室へ行く動線が好まれていますが、30年位前までは廊下でつなぐ間取りが一般的でした。
ここのお宅はその当時ではまだ珍しかったリビング形式でした。逆に今になって廊下を作る事に。事情は省きますがそういう事もありますよね。

リビングリフォーム

リビングリフォーム

 

 

中途半端な広さだったリビングを機能と動線を明確にして使いやすくなりました。

 

 

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床リフォーム

「たまには更新しろ。」

と代表に叱られましたので。仕事あぴーる。

床のリフォームです。雨の吹込みと日焼けで床表面の化粧が浮いてきています。

工事前

工事前

こういうご要望はとても多いので参考まで。

しっかりくっついているとはがしにとても時間と手間がかかります。こういう所は完成後は全く目に見えないのでお客様の評価につながらない所です。

適当にやってしまう職人さんも多いので監督がチェック!じっと見てないといけません。(職人さんやりにくいっ)

何度も社長に怒られました。「建築はなあ、下地が大事なんだ。」はい。分かってます。

 

ちょっと写真の方向が逆になってますケド。

床リフォーム 完成後

床リフォーム 完成後

雰囲気をガラッと変えてシックな佇まいになりました。

こういう書斎が欲しいです。

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最新空き巣事情 インターネットであなたの家をチェック!?

既にご存知の方も多い グーグルマップ (もしもご存知ない方は←コチラのリンクをクリック。)何かと便利で、お出かけの際には皆様下調べで利用されているのではないでしょうか。そんな便利なサービスも悪い奴の手にかかるとこうなると言うお話。

『インターネットの地図サイトで高級住宅街を物色し、空き巣を繰り返した疑いで男女4人が逮捕されました。 被害総額は2000万円を超えるということです。

窃盗などの疑いで逮捕された無職の吉田真央容疑者(24)ら男女4人は、去年10月、大阪府吹田市の住宅に侵入し現金や時計、およそ800万円相当を盗んだなどとされています。

4人は犯行前にインターネットの地図サイト「グーグルマップ」の「ストリートビュー」機能で高級住宅街を物色していました。』(以上、ヤフーニュース平成30年2月26日掲載関西テレビ記事より抜粋)

空き巣・窃盗犯のやみくもに犯行に及ぶ訳ではなく。何度か下見をすると言われています。そこで、まずはグーグルマップで仮下見。そして目星を付けたら現場で行き、誰もいなくなる曜日や時間帯など当たりを付けます。その他見るポイントはあるのですが、防犯上ここでは書けません。ご自身だったらどうするか考えると分かる?かも?(泥棒の目線になれと言っても善良な市民にはむずかしいかもしれませんね (^^;)

問題は「空家」です。実はこの「空家」が彼ら窃盗犯グループのアジトになっていたり、地域の不審者の寝床になっていたりします。ご近所様の目が有るところはそこまでなりませんが、ゴミを捨てられたり、庭の枯れ葉やポストからあふれたチラシなどに放火されるケースがあります。

相続や転勤等で空家を抱えている方は、最低でも月1回は見に行くようにしてください。ちゃんと家の中まで入って、換気したり掃除したりして家の中の空気を入れ替える事も劣化させない大切なポイントです。これをついつい怠ると後で大きな負担になって跳ね返ってくる事もあります。

空家

空家

資産を守るのは自分です。しっかり計画的にメンテナンスしていきましょう。それが結局、一番のコスパになります。遠地でなかなか難しい、体力的に厳しい、定期的に行けるけれども人が巡回してくるという表示が欲しい、などお困りでしたら当社でお手伝いできます。空家見守り相談(←こちらをクリックするとHPへ飛びます。無料で空家管理についての情報を見る事ができます。有料サービスのお申し込みはお客様の明確な意思表示がされない限りなされません。)をお勧めします。このブログを見たと言っていただければ基本サービスの無料キャンペーンは終了していますが、一定条件内であれば特別にその対象とさせていただきます。

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網入りガラスの熱割れは冬の午前中が多い

寒くなってくると気になるのが、窓の結露です。

夜帰宅して炊事をやり、食事をすませお風呂に入りリビングで就寝前のくつろぎタイム。

さっと冷たい冷気が背中をさすります。冷気の元をたどると大抵はカーテンの向こうから。近寄ると寒い。カーテンを少しめくって見るとサッシはびっしょり濡れていて、床との境界線では今にも溢れそうなくらいの水たまり。

朝、目が覚める。カーテンを開けるとサッシはびっしょり。

いずれも結露ですね。外の冷たい空気で窓際の暖かい湿った空気が冷やされて室内側の接点で結露します。ほおっておくと窓枠やその下の壁が腐食したりカビが生えることもあります。最近ではホームセンターなどでガラス面に貼るプチプチが売られていますね。まあ、これも確かにガラス面での結露は防げますが結局サッシ枠で結露しますので同じです。あくまで気休め。

ところがちょっと困った問題も出てきています。

網入りガラスの熱割れ

網入りガラスの熱割れ

こうした商品の注意書きにも書かれているようですが、網入りガラスは一般的な透明ガラスに比べて中に鉄線が入っている分熱の温度差による変形度が大きく割れやすくなっています。

特に「冬の晴れた日の午前中」に多いとか。

AGC旭硝子(ガラスの豆知識)より

いわゆる自然現象。これにガラスの劣化度、サッシの状態、ガラス周りの状態、日照状況等々様々な条件がガラスの強度限界を超えた時に発生します。写真はひび割れ線が1本ですので、非分岐破壊ということになり小さな応力によって発生したものと推測できます。

賃貸マンションでは高価な断熱サッシなどは使いませんので、常にこの結露問題と熱割れ問題を抱えることになっています。多くの関係者にとって悩ましいのは、外壁の大規模改修工事で職人などがベランダへ出入りする場合、工事後に住人から「ガラスが割られてる」とクレームが入るとと言う別な問題も抱えている事です。そういう時に限って、住人が留守がちであったり、工事中はカーテンを閉め切ったりして気付くのが工事完了後しばらくしてからという事になり、出入り職人への確認手間が増え原因追及も難しくなります。ガラスを見れば外からの衝撃であるのか内側からの衝撃であるのかガラスのカケの有無で判断できます。またぶつけて割るなどした場合は蜘蛛の巣状に複数のヒビが入ると思います。熱割れの場合は内部崩壊ですのでこうしたカケがどちら側にもありません。また、ガラス面端部につながっていると思います。しかし時間が経てばたつほど色々な影響を受ける可能性がどんどん増えていきますので、熱割れした後にカケが生じることも考えられ、ますます原因特定は困難になります。

金額も普通のガラスに比べて高くて何でまたわざわざ網入りガラスと使っているの?とよく質問されます。これは、建築基準法に定められているからです。そして都市部など防火地域・準防火地域等一定の場合、建物の開口部(つまり窓など)には防火設備を有するよう義務付けられています。防火設備とは窓の場合は耐火ガラスとなり、網入りガラスもしくは耐熱強化ガラスという事になります。日本板硝子暮らしのお悩み対策より

ちなみに防火つながりですが、名古屋市全域では屋根不燃化区域が指定されていますので、当然茅葺屋根は無い訳です。さらにちなみにのちなみですが・・・・・色々なサイトで防火設備に関しての網入りガラスの指示は建築基準法及び消防法とありますが間違いです。ヤフーの知恵袋はもとより、プロのガラス屋さんのサイトでも間違っている記述が沢山ありますので誤解しない様にしてください。あくまで建築基準法に基ずく施行令、告示、技術的基準による指示です。消防法にはありません。この間違いは消防法による防火対象物の防炎品の指定と混同している事によると思います。例えば高層マンションのカーテンやカーペットなどです。

最後にオマケのはなし。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドラン」によると網入りガラスの熱割れは原則大家様負担です。ただし、断熱ためにプチプチを貼っていると争いが出てくるかもしれませんね。個人的見解ですが、カーテンや荷物などが接していたというのは通常考えられる日常生活の範疇として大家さん負担。プチプチを賃借人が貼っていたならグレーでガラス交換費用はせっぱんかな?プチプチの判例はあるのかな?そこまでは調べてません。でも商品の注意書きに網入りガラスには貼るなと書いてあれば大家さんは免責されないと可哀そう。

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中古ブランド「安心R住宅」で中古住宅流通は活性化するのか?

家を買おうと決めたとき、多くの人が新築をイメージするのではないでしょうか。

しかし、最近はデフレが長く続き経済も先行き不安。将来明るい見通しが見いだせない。漠然とした不安を多くの国民は持っています。そんな中で業界の後押しもあって、中古住宅をもっと使ってもらおう、流通させていきましょうという流れができつつあります。

とは言うものの、家の中古についてはまだまだ不安要素がたくさんあるのも事実です。

そこで国土交通省は、数年前から議論を重ねてきまして、ここへきてようやくひとつの提言がありました。

国民が安心して中古住宅を購入できるよう、中古住宅(国交省は既存住宅と言う)ブランド制度「安心R住宅」を新設する方針を示した。パブリックコメントで意見募集し、この夏をめどに告示化・運用を開始する予定です。

安心R住宅制度


国土交通省より

まあ、難しい話は置いといて。

要は一定の基準を設けて、それをクリアしている中古住宅については、例えば「安心R住宅」というラベルを付けて販売できますよと。消費者はそのラベルがあるかどうかを判断材料にしてもらえば良いですよ。という事です。

問題はラベリングの基準ですね。

住宅と言うものは国そのもの。国土の有り様。歴史風土暮らしの総合体なんです。諸外国の事例は参考にはなれど、そのまま持ってくることはできません。日本の今と未来にあったものを私達が考えていかねばなりません。

 

決して間違えていけない事は、大手メーカーだけが集まって自社物件を優良物件として認定して紹介するようなお手盛り中古住宅では意味が無いという事です。そういう意味では今回の制度が普及して客観的な判断基準が示されていくのが望ましいと思います。

しかし、本音を言えば、皆さん一番知りたいのは「ご近所」情報ではないですか?もちろんプライバシーの問題や基本的人権にかかわる問題もありますのでそんな情報は知っていても公にできません。

こういうのは担当者がクルクル変わる大手不動産業者や大手住宅メーカーでは得られません。なぜなら知らないから。

ご近所情報は、地域密着でやっている不動産業者さんや建築業者さん達が、自社でご契約いただけるお客様だけにこっそりお話しする事です。もちろん人種差別に当たるような事は知っていたとしても事実だとしても商談の中でお話する事は許されません。しかし、人間だれしも気づかないうちに独り言は言います。この人のためにと思えば、独り言も増えるのでしょう。

良い制度は良い事業者が運用するから良いのです。

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コンセント・スイッチ増設は簡単?危険な無資格電気工事

以前もブログで書いたと思いますが、たとえ自分の家であってもコンセントスイッチを増設する事は電気工事士法違反となります。(もちろんタコ足配線の様に、電気屋さんでコンセントプラグに配線と差込口が付いた既製品を買ってきて、そのまま何もせずただ既存の壁の差込口に繋ぐだけなら何も問題ありません。)

ところがコンセント増設は比較的簡単な作業ですので、これを「法律で許されている軽微な作業」と考え、電気工事士の資格がないにもかかわらず、つい自分でやってしまう人が少なからずいますね。

電気を甘く見てはいけません。

東京消防庁 LEDランプへの交換発火のおそれ

蛍光灯管の取替は誰でもできます。しかし一歩間違うと家が燃え、下手をすると人が亡くなります。照明器具本体に表示されている点灯方式に合ったものを購入しましょう。蛍光管だけをお店に持っていき「これと同じものくれ。」「これに対応するLEDくれ。」と言わないようにしてください。お店の方も必ず自宅の機器を確認するよう教えてあげてください。

東京・明治神宮外苑であったイベント「東京デザインウィーク」で展示物が燃え、男児(5)が死亡、2人がけがをした火災で、燃えた展示物を作った学生が、「(展示物を照らす照明に)LED電球とともに、白熱電球も使った」と話していることが警視庁への取材で分かった。本来はLED電球だけの予定だった。白熱電球はLED電球よりも表面温度が高くなる性質がある。焼け跡からは投光器に使われていたとみられる白熱電球が見つかった。(2016年11月7日 朝日新聞デジタルより抜粋引用)

大変痛ましい事故が起こりました。ご冥福をお祈りいたします。

ではLEDだったらよかったのか?そうではありません。

LED電球等の取扱説明書には必ず警告として「熱くなり火災の原因になるおそれあり。」と書かれています。気密断熱施工対応で使うダウンライトでさえもこの警告書きが書かれています。照明器具に可燃物ましてやかんな屑などをそれが接する可能性の高いところに設置するなどもってのほかです。

私の友人は学生の頃、自己配線した自家用車のアクセサリーが夜中駐車している時に発火してしまいました。翌朝通学の為車にいったら窓ガラスは真っ黒。ドアを開けると内装はほとんど溶けていました。

人は常に油断し、断定し、そうであって欲しいと希望します。

今後、AIが発達していけば安全衛生管理の分野はAIに任せるべきです。あらゆる分野の最新の知見から危険を予測して警告を発します。まずは公共建築物・構造物にはすべてAIによる診断と確認検査が義務づけられるべきでしょう。

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大改造劇的ビフォーアフター 工事代金支払いトラブル

繰り返される「ビフォーアフタートラブル」

これまで何度も指摘してきましたが、インターネットをいまだに使いこなせていない層は常に情報取得でおくれを取ってしまい、被害者が生み出されていきます。

番組が始まって2,3年過ぎた頃、ウチにも出演依頼がありました。しかし、色々な話を聞くとかなり黒い。番組でも既に告白している通り、番組内で公表されている工事代金にはデザイン料が含まれていません。というか、「匠」や「施工会社」は請求できない事になっています。

要するに宣伝料という事で設計デザイン料は取らないことが原則です。(私がお誘いを受けた当時は・・・現在も同じような感じだと思いますが。)そして匠や番組サイドの注文に施主ですら口を出すことができません。また、原則、施主は工事中の現場を見ることができません。

そうした前提の中で、なぜ支払いトラブルが起きるのか?

それは番組の構成にあります。やはりテレビ番組ですから絵的に面白い方が良い訳です。ボロボロで中もぐちゃぐちゃな状態から「ほら、こんなにスッキリ綺麗になりました。何という事でしょう?」と例の決めゼリフで驚かせたいという意図があります。当然工期もありますので、いちいち追加のたびに再契約するなどの手間はかけずに、なあなあで進められて行くようです。

 

施工会社の方は「天下のテレビ局が(踏み倒しなど)そんないい加減なはせんでしょう。」と不安ながらも進めていったものと思われます。しかし、テレビ局サイドとしては「我々は素人。あくまで匠と施主、それと建築会社の間での契約です。関係ありません。」という態度がなのでしょう。(これらはあくまで想像ですが、施主の直営施工や施主支給など分離発注される場合には責任論と共に非常にありがちな事です。)

それにしても2200万円が5000万円に膨らんだって・・・。この施工会社は余程の間抜けか、責任感の強すぎる都合の良い会社なのでしょうか?途中で止めて話し合えよ。

どこでリフォームするのか?ではなく、だれにリフォームを頼むのか?が重要です。これは10年以上前からずっと訴えてきたことです。

大手だから安心ですか? 何が?

有名だから安心ですか? 何が?

保険に入っているから安心ですか? 何が?

トラブルで得をすることはありません。自分の目と耳でしっかりと信頼できるのか?を判断してください。それが一番間違いない事です。

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施工不良マンション建替え問題の陰にある問題とは

「契約したまともなマンションにして欲しい。」「設計図書通りのマンションで渡してくれ。」
マンション購入を契約した方の しごくもっともなご意見です。

裁判所でもそう判断をします。この消費者保護の傾向はますます強化されるばかり。
民法改正も予定されていて、今後は、例え建築基準法を満たしていたとしても、契約で約束した仕様でなければ、それは許されません。(債務不履行)この場合債務者(施工側)に故意過失が無かった事(帰責事由)を証明しなければなりません。これは非常に困難だと思われます。

これまで以上に現場の管理者の責任が非常に重くなると言われています。
これを受けて業界は自浄作用を発揮して改善できるのでしょうか?

ここで出てくるのが、誰が 現場管理者 なのか? と言う問題。

難しい話はすっ飛ばします。分かりやすい一例を。

大手の会社は 「土日祝日休日」 ですよね。
そして 「顧客満足度向上」 のはき違えで 感想や意見でもクレーム扱いです。

顧客アンケートと称して何かを聞けば、気軽に言いたい放題になります。答える方も深く考えている訳ではありません。何せ「気軽に何でも自由にお答えください。」と言われてるのですから。

誰だって 工期は短い方がよい。
誰だって 低価格で高品質がよい。
誰だって メンドウは無い方がよい。

結果、現場でやるべき事は毎日増え続け、現場以外での打ち合わせや資料作りも毎日増え続ける。
ところが その分のお金はもらえない。受注単価は安くなるばかり、長期の手形を押し付けられる。支払いは増える一方。

これで将来に希望を持てとなかなか言えません。若い人は業界を去っていきます。

根本のところに手を入れないと将来の維持管理の担い手はいなくなってしまいます。

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電気ひざ掛け

毎日寒い日が続いていますね。
皆さん、体調など崩していませんでしょうか?
あまりの寒さに耐えられず…「電気ひざ掛け」を購入してしまいました!!

スイッチを入れてからだいたい5分ぐらいで暖かくなります。
足元が暖かいだけでこんなにも違うのかと感動です。

エアコンのように乾燥しませんし、汚れたら丸洗いできるので清潔です。気になる電気代も1時間あたり約0.63円なんです!!
良いことづくめの「電気ひざ掛け」
冷え性でお悩みの方にもおすすめですよ。

 

 

 

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東京都文京区完成マンション建築確認取り消し問題

いまやマンション建設に絡む事件報道が情報番組の定番になってきました。

もちろん皆様もお気づきの通り、昔からあった問題を大手マスコミが積極的に取りあげる機会が増え、広く世間に知れ渡るようになっただけです。

むしろ昔の方が酷い事例だらけでしょう。

本件は既に10年くらい前から地元住民との間で争いがあり、完成したにもかかわらずその建築確認が取り消されたというものです。既に専門家等々が各所で論説しておられますので、ググっていただければ概ね理解できると思います。

公正をきすために住民の方々のHPもありますので参考として掲載しておきます。
こちらから→ 小石川2丁目マンションの無秩序な開発・建築を考える会

ざっと見た範囲です(なのでその範疇での意見・考えとしてみてください)

行政の縦割り問題が一番の原因 と感じました。(行政の担当者が悪いと言っているのではなく、そうした制度にしている事が問題という事です。)

業者サイドは誠意を尽くしたとは言えないまでも、相当の対応はしていると思われた事。

地域住民は建設絶対NGではなく、当初から計画変更交渉であった事。

契約者は係争中である事の事実は知った上で契約している(とマスコミ報道では言われている)事。

建築確認審査機関は当然、行政サイドとも確認を取りながらGOサインをだしているはずですが、後々判断する人が変わった場合、解釈に食い違いが出てきたものと思われる事。

関係者全員それぞれの「正義」を持っている事がこの問題をより複雑にしています。

この事件が指し示すもっと重要な根っこがあると思っています。

それは 不動産 に関する権利(所有権はじめ)があまりにも強く認められている事です。

中国の様に所有権なし、行政府はやりたい放題という極論はもちろんダメ。しかし、あの開発のスピード感は我々日本人からは想像できない芸当です。(手抜き工事など倫理の欠如したスピード感はもちろんNGです)

行政ができるだけ責任を取らない事を基礎に制度を建て付けるのではなく、これからの世界環境の中で日本としてどのような国づくりをするのかという大きな方針の基に、権利義務を明確に定めて応用力ある制度作りに「もはや待ったなし」という状態ではないでしょうか。時代の変化に対応する合意形成のあり方まで含めて見ていく事が重要です。

 

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