空き家でも高く売れる

ここのところ工事に伺う際に、その街で、チラホラと「空き家」を見かけるようになりました。

空き家

空き家

やっぱり

空き家は さびしい感じがします。

実際、長期間人が住まなくなった家は換気が滞りますので、湿気が溜まり、カビや腐朽菌の温床となりやすいです。あっという間にどんどん劣化していきます。

人によっては「気が悪くなる。」

と言う方もいます。

非科学的な話ですが、人の「気」なるものが影響をするという話にしておけば、色々な事がそれで上手く収まるので昔からそう言ってきたのでしょうね。八百万の神(やおろずのかみ)を信奉する日本人にはすっと心に入ってきます。

だからと言って、無駄にお金を掛けて誰も住んでいない家を管理し続けるのも厳しいご時世になってきています。しかし「無料」で面倒を見てくれる業者さんはおりません。どこを探しても最低でも月に数千円~1万円程の管理委託料が必要です。迷っている内に雨漏りがしてどんどん傷みが進んで、気が付けば廃屋状態に。

最悪は、不法投棄やゴミ捨て場にされたり放火、不審者の出入りなど近隣住民への実害を与え始める事です。

だから弊社でつくりました。

まずは地域期間限定ですが基本見守り「無料」としました。

詳しくはこちらをご覧ください →空き家見守り業務 無料キャンペーン中

先程、空き家があると寂しい。と言いました。

もっと言えば、それによって街の資産価値が下がる気がしてなりません。

やはり公園には子供がいてうるさいくらいの歓声が聞こえてこないと街の活気(ここでもやはり「気」ですね(笑))を感じられません。老人ホームに幼稚園児たちが慰問?に訪れると、高齢者の誰もが笑顔になって喜んでいる姿を見かけます。そこに居るだけで若いパワーは人を元気にするのですね。

家も同じです。若い世代に継いでいく事が街そのものを若返らせます。

「売りたいけれども我が家は古くてボロで売れない。」だからこのままで良い。

そうでなくて、人目を向けてもらいたければ、それなりにしておくことです。

特別な厚化粧は必要ありません。清潔感があれば古い家も見てもらえます。

それからリフォームや建替えの話がはじめてできるのです。

まずは見てもらわなければ何も始まらないのです。

それまではできるだけお金を掛けないで見てもらう事が大事です。

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横浜マンション傾斜問題について

マンション建設をしている訳ではありませんが、そのリフォーム・リノベーションを請負う者として少しだけ触れておくべきかと思いまして、書きました。

既に連日のマスコミ報道などで知れ渡ってしまいましたが、こうした問題は残念ながら氷山の一角と言わざるを得ません。消費者の信頼を裏切る事であってはなりませんが、分からなければないのと同じ事とばかりに行われてきたのは噂が絶えないところです。

業界の構造的問題に根差すところが大きいと思います。しかしこれからマンションに限らず住宅を購入する場合のポイントについてはこれを受けて詳しく書いてある事はほとんどありません。ですのでこちらを参考にしていただければ分かりやすく解説されています。

こちらから→ 横浜マンション傾斜問題

さて、構造的な問題とは?

既にこれも言われているように下請け多重構造による利益の搾取です。しかしそれは本当でしょうか?下請け構造が無くなる事と経費が下がる事は実際のところあまり関係しません。もちろん論理的には関係するのですが、それよりも今は競争要因が大きく影響するのです。安くなるのは「ウチの方が安くできますよ。」とライバル同時が競争するからです。

もっと重要な問題点。

それは、技術が進んで大昔は家を建てられなかったような軟弱地盤であっても、建てる事ができるようになった結果、軟弱地盤という事実そのものが忘れ去られてしまった事です。

これは先の河川が決壊して多大な被害が発生した天災?事件?にも言える事です。

そこに家が建てられている訳として、それを可能にしている技術があると言う事。

技術とは数字であって、その数字を超える地球の動きがあった時には確実に被害を出すという事こそ科学的に正しい予測だと言う事です。

地域に密着する工務店や不動産屋さんの方が 安心 だというのはずっと昔からおじいちゃんおばあちゃん達から教わって来た事です。正直なところ2店舗以上出したらもうダメです。社長の目の届くのは1店舗でお世話になるお客様だけ。それだけ家づくりの責任が重くなってきました。今になって一層その事を肝に銘じておくことが大事な世の中になってきたように思います。

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収納リフォームの造り方

収納が足りない!!物があふれてる。お部屋はスッキリキレイにしておきたい!!

そんな時は家具に頼るよりもやっぱり壁面収納です。

キッチリと1cm単位で棚の位置や奥行き、扉の色、素材、取手のデザインなど細かなマテリアルまでしっかりとこだわるお部屋のコーディネートをオシャレな方ならフルオーダーをお勧めしています。フルオーダーなら一般の方が想像できる事はほぼ技術的には実現できると思っていただいてかまいません。

そこまでこだわらないけれどもこういう目的でこんなイメージで。

と言う方には、セミオーダーをお勧めしています。

壁面収納

壁面収納

 

最近の建材メーカーさんの壁面収納はこれまでフルオ-ダー家具屋さんしか使っていこなかった高級丁番を用いたり、壁面にぴったりと納まる様より細かい単位での注文が可能になってきました。特に扉の質感は目を見張るものがあります。木目のこまかな凹凸が再現され、一見しただけでは本物の銘木杢目と分からないほどです。

 

 

 

壁面収納

壁面収納

マンションで壁面収納を検討される場合は、梁を隠すように梁下から壁一面に収納を設ける事が一般的です。

 

 

とてもスッキリとしますので片付けの不得意な方にはとても好評です。その中へ放り込んで扉を閉めればOKですから。

 

 

 

壁面収納

壁面収納

ここ1,2年は折戸よりもスライド扉が人気です。特に小さなお子様居るご家庭では、折戸は手前に引きますので、手や足の指の挟み込みでケガをされる事があります。スライドはそういう事はありません。幅広扉でも金具の発達によってとても軽ろやかに扉を開閉できます。

 

 

写真のように綺麗に収めるにはしっかりとした現場での調査と採寸が大切です。みなさま、マンションの天井と床が常に右と左では同じとお考えかと思います。しかし実際には全く同じ事はほぼありません。水平と垂直のレベルを採っておかないと工事の際に困ることになります。

 

オーダーテレビボード

オーダーテレビボード

また、壁面全面の収納は、その壁にあるコンセントやガス栓などの処理が問題になる事も少なくありません。どう処理するかでコストも仕上がりも全く変わりますので、提案力と技術力の差が出る所ですね。

壁面収納を後から検討されるときはしっかりとその所も相談してくださいね。

 

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オープンハウスの準備

明日から2日間 既存住宅(中古住宅)の内覧会(オープンハウス)を開催します。

今日はその準備で朝から現地へ。既存住宅では、新築と違ってそのままで出て行かれる方もいらっしゃいます。お客様にお見せできる状態にするのにちょっとした大掃除並みの準備が必要になる事も。

オープンハウス掃除

オープンハウス掃除

締め切った家は空気がよどんできます。雨戸を開放して十分に換気していきます。

中の掃除と外の掃除に分かれて手際よく進めていきます。気持ちよくお客様をお迎えできるように汚れたガラスを綺麗に洗剤で洗ってふき取ります。掃除機もしっかりかけていきます。キッチンやトイレなど水回りは特にチェックが必要です。

オープンハウスガラス掃除

オープンハウスガラス掃除

この季節は庭の雑草が落ち着いているのでついつい見落としがちですが、ご来場されるお客様の目線からは枯れた雑草や枯れ落ち葉も気になります。やはり見苦しいので、丁寧に取り除いていきます。

白砂利の間の落ち葉や雑草も除きます。持参したゴミ袋がいっぱいになります。

オープンハウス 掃除前の庭

オープンハウス 掃除前の庭

2人で午後までぶっとおしでやって3時くらいまでかかります。

 

やっぱり売主様の愛着あるご自宅を少しでも気に入って頂きたいですからね。小さいけれども安らげる庭ですからそれを多くのお客様にお伝えしたいと思います。。。

 

オープンハウス 雑草抜き

オープンハウス 雑草抜き

 

写真ではあまり分かりにくい?ですが、自分なりにけっこう綺麗になったと思います。ブロアで吹き飛ばせれば一番なのでしょうけど、街中でそんな事をしたら一発で苦情です。面倒でも雑草は1本1本抜いて、落ち葉は手で拾っていきます。

 

 

オープンハウス ガラス掃除完了

オープンハウス ガラス掃除完了

1階リビングのガラスはかなり汚れやすいところですのでピカピカにしておく必要があります。空家の期間が長くて雨戸が締めっぱなしだとけっこう汚れがこびりついていてガラスクリーナーなどがないと何度も拭き上げしないと落ちません。

カーテンレースで誤魔化す事もできます。でもこのお宅は南の日当たりがとても良いので、ぜひその特徴をお伝えしたい所です。お客様がリビングに立たれた時、クリアな視界で庭の垣根まで透き通って燦燦と降り注ぐ太陽の光が見える事が重要です。

 

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あいち健康省エネ住宅推進協議会シンポジウム開催

あいち健康省エネ住宅推進協議会では1月31日(日)に名古屋大学にてシンポジウムを盛大に開催いたしました。

会場は超満員で市民の皆様の健康長寿への関心の高さが伺われます。
シンポジウムの内容は愛知医科大学の柴田教授によるシックハウスのお話。
それに名古屋大学の久野教授の住宅の冷暖房と健康のお話。
慶応大学の伊香賀教授の住まいと健康のお話。

最後に阿部建設の阿部社長を交えて、国民会議の上原理事長の司会でパネルディスカッションを行って閉会となりました。

今や交通事故死よりも多い住宅内での死亡事故。
特に断熱性の低い家に住む事の危険性をはっきりと示していくこれからの取り組みは我々幹事一同も大いに刺激を受けました。

温かい気候の地域の住宅の方が室内は寒いと言う事実からしても、今後はこの地域でもしっかりと断熱をしていく事が大切ですね。

やっぱりどなたに伺っても「ピンピンコロリが理想です。」と言われます。誰だって寝たきりは嫌です。
皆様誤解されているのは、医療費ほど割に合わない物は無いという事です。同じく命と健康に関する問題が起こっているにも拘らず、一方(医者)には言われるがままにジャンジャンお金をつぎ込みます。しかしもう一方(自宅)には相見積を取って比較検討しても家族に「我慢すればそのうち暖かくなる」「ボロ家にお金かけてもムダ」などと言われ何もしない。

脳溢血で倒れた根本原因が 寒い自宅 にあるかもしれないのにですよ。

断熱改修に補助金が出ます。
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今、弊社では先駆けてこの補助金申請を済ませてリフォームに取り組み始めた所です。
最高100万円(バリアフリー工事を含めると120万円)まで補助金がでます。

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太陽光発電問題(再生可能エネルギー買取制度FIT問題)

またまた太陽光発電問題(再生可能エネルギー買取制度問題 FIT)のあらたなニュースが入ってきましたのでウラ読み解説してみたいと思います。

九州電力はじめ大手電力5社(九州電力のほか北海道電力、東北電力、四国電力、沖縄電力)が、とりあえず停止している再生可能エネルギーの買い取り手続きを再開する検討を始めたという。早ければ九州電力は年内にも再開を表明する見通し。

FITは確実に利益が見込める事業なので普通に考えれば投資の優等生でした。ネットに様々な方が試算されておられますが、数%~65%!?といった方まで幅広です。(なぜこれだけ幅が出るかと言えば、結局リスクをどこまで見込んでいるのかどうかで大きく変わります。しかし、それでも天変地異と言った災害リスクは無視されています。)

表面的にはやらない理由が無いので、日射時間が多く土地も空いていて安い九州地域では特に太陽光発電、それもメガソーラーの申請が相次いだのです。となると怪しい人達も何とか一枚加わりたいと考えてもおかしくはありません。

一次中断の説明会が罵声と怒号に満ちたものとなったのも当然でしょう。

そして今また再開するという。マジですか?根本は何もかわっておりませんよ~。経産省としっかりと打合せして進めているとは思いますが、色々な圧力があるのでしょうねえ。

ネットの声は冷静です。

「制度改正や技術革新で一発アウト。20年もこんな状況が続くと思うのがおかしい。」

「台風一発でパーのハイリスクローリターン 震災でパネル乗せてる家だけ自宅が潰れたって噂もあったな」

「1年毎に出力が落ちて、10年後には取り替えなきゃいけないというのに改修どころか金持ちの道楽」

「理不尽な買い取り価格の上に成り立つ話だからそのうち一方的に切り下げられてはしご外されるだろうな」

「まあ、地震でぶっ壊れたらジエンドwww火事で燃えても同じwwwリスクって案外あるもんだよ。20年の長期はねwww」(参考ブログ 太陽光パネルは安全だと思っている方へ

「年金制度ですら65歳へ繰り上げるのに、20年保障を謳っててもホントに20年貰えるか疑問。運が良ければ貰える。ってぐらいに思ってた方が良い。その間に何らかのアクシデントで事故があり、運転時間少なくなり、配当が減る場合もあるだろうし。何億も持ってる人が一口乗る分には良いけど」

「こんな方法が許されるなら国が税金使ってパネル設置する方が遥かに安上がりになるな 国民にやらせて差額を補てんするなんて馬鹿げてる」

これにつきますねえ。これから20年、30年後には人口がどんどん減って行って電力需要もどんどんなくなるのだから、無人の過疎地に毎日勝手に発電し続けるメガソーラーだけが残る。需要不足で接続拒否され、結果固定資産税ばかり掛かるのに嫌気をさした相続人が管理放棄する。今の放置されている空家問題と同じ事が田舎の山中や耕作放棄地などで起こる。土砂災害や山火事が心配です。そして撤去・処分・復旧は税金。

やっぱり個人宅で自家消費する。余剰のみ買取というのが健全。

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太陽光発電問題(さらに続報)買取価格大幅引き下げ?

太陽光発電問題のあらたなニュースが入ってきました。

九州電力は、低圧と呼ばれる出力50キロワット未満の小口案件の一部について、買い取り手続きを再開すると発表しました。たぶん戸建て住宅の屋根に付ける太陽光パネルを想定していると思われます。対象は、九州電力が全面停止を発表した9月24日までに書面で申し込みをした案件となっています。

こうした動きと同時に、政府ではFITの見直しに着手していますので、間違いなく買取価格の引き下げが決まるでしょう。でなければ電力会社からの再エネ賦課金等(再生可能エネルギー賦課金+太陽光発電促進付加金)がどんどん高くなっていき、電力会社の経営上、今後高騰する可能性が非常に高くなってしまいます。(賦課金は毎年見直され、電力会社ごとに異なっています。平成26年度は中部、関西、沖縄が一番安い。)

今年度はちょうど2つある負担金が賦課金に1本化される予定でしたが、今回大幅な改訂が見込まれます。

再生可能エネルギーの普及は実に政策的色合いが強い物なので、抜本的な改善は難しいと思います。ダラダラ玉虫色の結論でみんなが平等に譲りあう(損する)落としどころで決着させる事になるでしょう。個人の売電収入を当て込んだ住宅ローンの支払い計画は、ある程度守られそうです。良かったですね。

ただ。やっぱり供給側がこういう絵を描いて一般向けに商品化するのは良くないと思います。今時、住宅ローンでボーナス払いを保証する様な物です。どうせ「制度化しています。国が保証しています。」と営業マンは言うのでしょうけど。しっかり契約書には「保証する」とは書いておらず、逆に「制度変更で変わることがある。」「保証対象外。」と書いてあるはずです。

いくら宣伝だからって、言ってることが調子いいんですよ。

もともとの制度の趣旨はあくまで自家消費が前提です。余剰は買い取りますというものであったはずです。

この問題は日々動きがありますので、注目していきたいと思います。

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楽らく キッチングッズ

今、旬のさつまいもをたった5分でホクホクの蒸かし芋ができあがるすぐれもの見つけました。 今までラップに包んでレンジで「チ~ン」してましたが、お芋がパサパサしてし、一度に、たくさん蒸かすのであれば 蒸し器でも出してというところなんですが、ちょっとお腹がすいたねえと言う時に中ぐらいさつま芋であれば5分で アツアツ蒸かしイモのできあがり。 これは便利です。

キッチングッズ

キッチングッズ

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中古住宅をリフォームして暮らす人はやっぱり賢い人だと思う

昨年より22万人 島の人口が減ってしまいました。7年間ずっと減り続けています。

昨年より820万戸 島の空家が増えました。もう50年前から増え続けています。

それでも、昨年は98万戸 島の新築がありました。4年連続の増加傾向です。

日本の住宅の姿です。

平成25年統計 全国空家数空家率の推移図

平成25年統計 全国空家数空家率の推移図

政府予測では間違いなく今後も空家は増え続けると言っています。10年後には団塊の世代が一気に最後のステージへ向かって行きます。ここ数年近所にやたら葬儀場ができているのはそのためです。

それでも新築を希望する人が多いのはなぜでしょうか?

1)中古に対するイメージ。悪い先入観。

それなりでしょう?そう。それなりです。しかし、昔のそれなりと今のそれなりはかなり違います。中古車で考えて見てください。60代以上の方のイメージする中古車は「傷だらけで半年で壊れる。」「急にエンジンが止まる。」「1年で廃車になった。」そんな感じです。

しかし今の中古車はそういう程度のものもあるかもしれませんが、それらは海外へ出て行って(その方が高く売れるので。)しまいます。国内で流通するのはかなり程度の良い物ばかりです。半年で壊れるような車にはちゃんとそういう価格が付けられて、何となく分かるようになっています。もちろん聞けばちゃんと情報提供してくれます。

これと同じです。昔の耐震基準でできている家は築33年以上のものです。(昭和56年新耐震基準制定)これより新しい中古住宅であれば建替えるよりは安く新築同様の住宅によみがえらせる事ができます。

言わば、住宅のレストアです。ビンテージ好きにはたまらない世界です(ホントか?笑)中古住宅をレストアして浮いたお金で憧れのビンテージカーをガレージに。

うーん。まさにロマンです。奥様はオーダーメードキッチンとガーデニングで大満足。

面倒な手間を惜しんで買った建売住宅や不便なしかも地元の人は誰も手を出さない危険地域に建てる注文住宅と比べれば、非常にまともな、正しい選択です。

2)親の一般論的なアドバイス

家の購入は親を巻き込んだ一家の一大イベントです。はじめは自力で中古住宅を考えていても、多くの人が親からの資金援助で一気に新築へ傾き始めます。

「中古なんか・・・やめとけ。車ならいつでも売ったり廃車にしたりできるけど、家はそういう訳に行かないぞ。援助してやるから新築にしておけ。」

そんな親御さんのアドバイスをどれだけ聞いてきた事か。

もちろん間違ってはおりませんので反論は致しません。しかし、それぞれ個別の事情があります。ときに子供世帯としてはそんな親の気持ちがうれしい反面、ありがた迷惑に思う人もいます。何と親不孝者と叱られそうですが、今時の家族事情は複雑なのです。誰かが一方的に我慢するという価値観はもうほとんど死語と言って良いでしょう。

これによってせっかく自力で誰にも口出しされる事なく実現できそうだった夢のマイホームが水の泡に。確かに経済的には楽になったかもしれません。しかし・・・・。

そうならないための仲立ちも我々不動産屋・建築屋に求められているのです。プロに相談するというのはそういう部分も含めての相談なのです。

ともかく。結果的に新築を選択する事になる人は多いのです。

他にも理由はありますが、『新築好きな国民性』  とまとめておきたいと思います。

しかし、中古住宅の市場も徐々に注目されてきました。リノベーションというリフォームのひとつのカテゴリーでは、中古住宅でおしゃれ暮らすという時間の概念が確立しています。単なる物(新築=綺麗=最新=便利=技術=工法)から「コト」への変化です。こんな「コト」がしたいからこんなカタチが欲しい。と言うような、私が主役の時間と空間がテーマの舞台です。

今は中古住宅購入でも入居前のリフォーム費用も含めて住宅ローンを組むことができます。また、一定の条件さえクリアできれば10年に渡って大きな減税もしてくれます。政府も中古住宅を活用して賢く暮らして欲しいという方向へ舵を切りました。

中古住宅に興味が湧いてきた方はこちらも↓↓↓ご覧ください。

中古住宅を売れる物件にしよう。クリックしてください)

中古住宅はなかなかいいんじゃない。クリックしてください)

いつの時代も先に理解した人が得をして、誰もが知った時には玉石混淆。

これから質の良い中古住宅はどんどん出てきます。高い買い物だからこそ見て損はありません。新築の良さも見えてきますし、逆に中古住宅の良さが際立つ事もあると思います。

何といっても好立地は中古住宅や建替えの最も優れた点です。

これが数十年後に効いてくるのですよ。

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太陽光発電固定価格買取制度問題 続報 ついに政府も問題視(いまさらですか?)

経済産業省は15日、総合資源エネルギー調査会新エネルギー小委員会(委員長・山地憲治東京大名誉教授)を開催。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の見直しに着手しました。

固定価格買取制度(FIT)の続報です。

なんとなく政治判断で個人向けは何とか有余しそうな風向き。ただ個人とは言え大口(10kw以上)の場合は区別なく規制されそうな雰囲気ですね。

太陽光発電量のシュミレーション結果が良い地域は、売電収入を当て込んだ住宅ローン設計積極的に展開しているビルダーもいます。

例えば全国FCを展開するイシンホームさんの0円住宅(ホームページより抜粋 

「0円ゲートハウスガレージ」+「光熱費0円の家」で、 売電制度が変わっても、今なら住宅ローンの支払いを月々0円~1/5にしてくれる嬉しい住宅です。)

があります。

揉める事必死。既にネットでは「話が違う。」「家を受け取らない。」という施主の話も出てきています。とりあえず既に設置している家は見守るしかありませんね。とは言っても以前からこうした問題は分かっていたはずですので、後は約束通り10年間は固定価格で買い取ってくれる事を期待しましょう。その上で、売電価格(電力会社から買う電気単価)が予想を上回る以上に上がらない様に祈るのみです。

契約前の人はギリギリセーフ。見直せば良いだけです。問題は今ちょうど建設中または引渡直前の施主さんです。上手く交渉してもらいたいです。

そんな中でもう次の再生可能エネルギーが注目されてきています。

「水素」です。水素の電気自動車がトヨタから今年中に販売開始されます。

トヨタFCV燃料電池自動車

いわゆる燃料電池ですね。これを実現しているのがエネファームです。

そうなんです。もう既に実用化されています。たぶん今回の事件以後は太陽光ではなく、燃料電池押しになると思います。ポイントとしては、エネファームはガスを使った水素利用なので、新築時にオール電化の住宅ではコスト的に使いにくい事になります。なぜならガス管を敷地に敷設していない事が多いからです。本体価格もやっと200万円を切った所なので、光熱費半分になったとしても補助金をつかっても費用回収には20年くらいかかりそう。

今回の事件を契機にメーカーがコストダウンしてくれば再生エネはこちらに動いていく可能性が高いですね。注目したいと思います。

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