コロンブス工法による軟弱地盤対策

日本中に軟弱地盤の上に建っている住宅は山ほどあります。

だからこそ、弊社ではお客様の新築・建替えの地盤保証に10年を付け、いざその時に備えています。

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事前に地盤調査を行います。

ある程度予測していたとはいえ、地中埋設物やたまり水あるいは湧水などが出るとその対策には一苦労です。

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こうした事を過去の地理的状況や伝聞などから予測して、最適な対策を提案しています。地域を知らなければ絶対にできない事です。やみくもにいくつも対策工事プランを提示しても、お客様には優劣の判断は難しいものです。

やはり、ある程度プロが取捨選択をして、3つくらいの中から選択していただく工夫が必要になります。

 

今回はじっくりと話し合い、最近、注目されている「コロンブス工法」による地盤改良を採用する事となりました。

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2011年の東北地方を襲った大震災の時に、関東地域の沿岸部や内陸部において軟弱地盤の宅地で液状化が発生し、大問題になりました。しっかりと地中深い支持層に杭を打っていても、液状化で家の周囲が数十センチほど下がり給排水ラインが切断されるなど、事実上生活できない状況を生み出してしまいました。

 

これはローコストの住宅や有名ハウスメーカーにとっては非常に頭が痛い問題です。なぜなら、せっかく規格住宅(注文住宅のように見せているのも含む)で利幅を確保しているのに、儲けにならない余計な費用で建築費が削られてしまうからです。

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大きな発泡スチロールを丁寧に並べていきます。

一見「は?何?こんなのでいいの?」と知らない人は驚きます。

しかし、調査と計算そして設計を経て計画されています。

「コロンブス工法」東日本大震災時の調査報告事例 ←クリック

 

地盤対策にはこれというものはありません。

お客様が総合的に判断できる事が大切で、そのためにできる限り分かりやすい情報提供が私達プロの使命ではないでしょうか。

 

 

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