毎日毎日現場を走り回っております。
会社に戻れば見積もりやプランニング、納まりのチェックや諸君との打ち合わせなど、やる事が山のようにあります。なかなかブログも更新できませんが、今日は日曜日で来客もありませんので、ブログ更新しています。
昨日お引渡しをさせていただきまいしたマンションのリフォーム事例です。
結果は何とか綺麗に納まりまして無事に完了です。
それにしてもマンションの水回りはホント色んなことが起こります。
宅内の枝管改修が数年前に完了しているという事で、全く問題ないというお客様のお話でした。しかし、実際には追い炊きをすっと使っていない状態で、尚且つ給湯器からの湯張りが壊れていることが分かりました。
水道水にはミネラル類はじめ様々な金属類等の不純物が入っています。特にマンションは水道管から直接取水せずにタンクに貯めてポンプアップしている事がほとんどですので、余計に溜まります。これらは時間とともに配管内にシリカやスラッジという固形物をつくる事があります。普通は通水していればたまる事はないのですが、使っていなければ腐食する事も無いとは言い切れません。
水回りのリフォームは細心の注意を払っています。
普通のリフォーム屋さんは配管をつないで一度(2,3分程度)給排水チェックしたら、はい、それで問題なし、というのが一般的です。
しかし、ウチはそういう訳にはいきません。最低でも30分くらいはずっとチェックさせます。特にマンションの場合、漏水事故は最悪です。階下へ全て影響が出ます。
今回もそんないつものチェックで発覚した漏水です。
今回の工事では触っていない所ですが、水道メーターの接続部からほんのわずかに漏れが。メーター針に反応しない程度の物です。他社でたくさん掛け持ちしている水道屋さんが言います。
「こんなの圧力試験でも引っかからないよ。だから問題ないと言われるのが普通。」
でも、ウチは問題にします。
「他社ではOKでもウチはダメ。とりあえずパッキン交換してみよ。」
ウチではいつもの事なので、職人さんもテキパキ動いてくださいます。
「他でもちゃんとやるんでしょう?」と聞くと、
「そんな訳ないでしょう。だってそんなお金もらってないもん。」
こういうところなんですよね。よくチラシで見かけるリフォームディスカウント店ではこうしたきめ細かい事がやりたくてもできないんですね。ウチは高くはないのですが安くもないのですが、その代りこういう後顧の憂いを残さない様に心配りしています。それが安くない理由の一つです。
経験と気配りがあれば数年後が変わってきます。
見過ごせば払わなくても良い大きな出費が出てしまう事になります。もちろんその時の責任はお客様自身が負う事になります。
それでいいのでしょうか?