大工の語る伝統工法
最近は昔ながらの大工さんが書いた本を何冊が続けて読んでいます。
うなずく事、知らなかった事、たくさんあってとても勉強になります。
こうした本は購入する前にアマゾンなどの書評をいくつか読んでみて、
良さげなモノを選んでいます。でもこの書評が曲者らしいです。
ある広告代理店の方は「あんなもの嘘ばっかり。著者が他人を装ってかいているだけ。」
とまで言い切ります。初めは半信半疑でしたが…確かに、最近食べログ事件などが発覚しました。
この方。そういう商売がある事を前からおっしゃっていましたので、マスコミ報道されてから
「あっやっぱりあるんだ。」と信頼するようになりました。
とは言うものの、近所の本屋さんでは限界があります。
やはりインターネットで検索して自分の机の上で本が買える事はとても便利。
なのでできるだけたくさん書評を見て、平均値をとるようにして基準にしています。
そうして買った何冊かをまとめて読みます。
しかし、初版から5,6年もするとやはり合わないところも出てきます。
だからたくさん読んで内容もまた平均を取っていきます。
そうすることで自分の家づくりの平均値がグッと上がります。
同時に、自分が何が得意で何をやりたいのか?という目的意識もはっきりと持つ事ができるようになります。
先人達、先輩方が綿々と綴ってきた歴史に学びつつ、その本質をしっかり理解する事。
そして今の人達の暮らしをどうしたらより良くできるのかを提案できる事。
そういう力を付けて準備しておくのは 建築屋 としての責務ですね。