家づくりレポート NO9 擁壁その2
昨日はコンクリート打ち(ベース部分)でした。
コンクリート打ちで気になるのは配筋だけではありませんね。打ち込むコンクリートの質が問題になります。通常はコンクリート温度を測り、スランプ試験、空気量、塩化物試験などを現場で採取調査します。
試験片は全部で6本取りました。JISに倣い水中養生です。普通はこんなこと言う施主は あまりいません。(そりゃあそうだ…(^_^;) )しかも宅造の2m擁壁ですか らね。でも、みなさん協力的に説明してくれながらやってくれました。正直、どこの建築屋も土工はほとんどお任せ状態になっています。私も同じです。今回は勉強になりました。
打ち込みの方は、写真のようにバイブレーターを突っ込んで振動を与えながら入れていきます。これを怠ると鉄筋の間で砂利とセメントの空間ができる事があり、適切な強度を確保できなくなります。しっかりと作業されているかチェックする必要がありますね。
それにしても、どう考えたって駐車場スペースを取るに決まってるんだから、わざわざ道路際いっぱいまで2mも土入れなくてもいいのにね。この辺りに土建屋さんと宅造業者の絡みがありそうです。
まあ、でもこれで良く分かりましたので、保留地で建築されるお客様には良いアドバイスができそうです。
名古屋でインテリアショップをしております。