最新ガスコンロ 事情

On 2012年1月25日 by admin

先日、車を運転しているとラジオから、

 

「最近のガスコンロは使いにくくてしゃーない(仕方がない)。」

 

というパーソナリティの嘆く声が耳に入りました。

 

聞いてみると、

 

「義務化された安全装置のお蔭で、調理中にとろ火になったりして、

火加減がコントロールできないので料理の仕上がりが分からない。」

 

と言うものです。

 

確かに2008年10月以降、家庭用ガスコンロ(1口コンロは除く)の全口に

安全装置の設置が義務付けされました。理由は家庭での火災事故の多くが、

コンロの消し忘れや温度管理が原因のため、それを防止するという事です。

 

安全になる事は良い事ですので、概ね賛同できます。

何より、命と財産には替えられません。

 

しかし、ユーザーの毎日に不満があるのも事実。

周囲のガスコンロ使用者に聞いても、

「確かに調理が不便になった。」「これまでできていた網焼きができなくなった。」

「自分の按配で長年覚えてきたのに、予期せぬところで弱火になったり強火になったりして困る。」

「機能解除してもすぐに火が消える。解除の意味ない。」

等の声が。

 

この原因は1つ。250℃の温度と30分の時間の2つの数字と立ち消えしか見ていないから。

単純なんです。

単純は決して悪いわけではありません。要するに、そのために引き換えにする事とのバランスです。

 

ガス機器メーカーのホームページをみるとその辺が良くわかります。

パロマ Q&A

http://www.paloma.co.jp/support/faq/category.php?cat01_id=1&cat02_id=1&cat03_id=1

一般家庭では250℃で30分以上調理する事はないという前提で考えています。

これは良し悪しではなく、どこかに基準を持ってこないとリーズナブルな製品が成り立たないからです。

 

実家の母はまだまだ元気いっぱいですが、ここ2,3年、ときどきポカをやってヤカンの取っ手を焦がしていました。

油の時は離れない、離れるときは切ると言い張りますが、心配です。

なので、先日ブログでも書きましたが、太陽光にオール電化つまり、IHコンロに替えました。

 

IHでも、調理の問題や鍋の問題など色々と考え方(調理の仕方など)を変えなければいけない面

もありますが、安心のためには仕方ない事です。

 

若いから大丈夫と言う人こそ危ないです。

私もそう思ってました。でも、少し前の話ですが、事務員さんがいない時にヤカンで湯を沸かそうとして、

火を掛けたままそれを忘れ、ヤカンの取手を溶かしてしまった事があります。

カンカンという音で「ハッ」と気が付き飛んで行って消しました。水はすっからかんで、そこへ行って初めて

プラスチックの焦げる臭いが…。

規制前の2口コンロで温度センサーが付いていない方で火を掛けていました。

 

たまたま電気ポットの湯切れになった。

普段ヤカンで湯を沸かす習慣がない。

早くお茶を飲みたいので、一人分程度の水の量しか入れなかった。

温度センサーの無いコンロだった。

換気扇をつける習慣はあった。

 

こういう事がたまたま重なると、忘れた瞬間に事故の原因が生まれてきます。

お客様から電話でも入った時には、もう頭はそっちへ一色に。

それからは時間が掛かっても電気ポットにしています。

 

家でもプロ並みの調理を楽しみたいお客様もいらっしゃいますので、業務用コンロの

ご要望もあります。考え方はそれぞれです。

これからのライフスタイルやライフステージ、ご家族の状況など実生活の場面を

具体的に想定して、リフォームや建替えで毎日が明るくハッピーになる事が

一番大切な事ですね。

 

 

 

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by CyberBuzz

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