住宅ローンの金利動向

On 2011年8月4日 by admin

フラット35S(優良住宅取得支援制度)の金利引き下げ幅が縮小されます。

 

つまり、

 

今年の9月末日(平成23年9月30日)までの 申し込み分までが

 

現状金利より さらに 1%低い金利で住宅ローンが組めます。

 

それ以降は、 0.3%優遇になってしまいます。

 

その差 0.7%。

 

どれくらいの差かと言いますと、

 

35年で4000万円 金利が2.5%の固定金利 元利金等払いとして…

フラット35 毎月14万3千円 総支払額 6006万円

フラット35S 当初10年間毎月12万3千円 以降 毎月13万8千円 総支払額5592万円

 

差額 414万円

 

10月以降では、この差額が半分以下になってしまいます。

 

要するに 家のグレードを上げるための補助が無くなると言うことです。

 

 

国土交通省の予測では、今後、名古屋圏と首都圏以外はどんどん人口減となり、

全国で家屋が余ってくると予想しています。

 

つまり、地方で今から長期優良住宅を建てても、住宅ローンが終わる30年後には、

身内はおろか、誰にも見向きもされない住宅がどんどん余ってきます。

 

皮肉な話です。

30年後に建替えなければいけない安物の家などいらない、

として一部の心ある建築家や工務店が安普請のハウスメーカーと戦ってきて、

ようやく国土交通省も温度を取り始めて長期優良住宅を推進してきたのに…。

 

国敗れて山河あり。

 

になりかねないと その国土交通省自身で予想しているのですから。

それが分かってもいるから、

中古住宅の流通促進事業ですって。

これからは中古を買ってリフォームで住む。という事です。

 

もう、2枚舌、3枚舌もここまでくればお笑いですね。

 

 

冷静に考えて、

名古屋圏、首都圏で今すぐ家を建てられる力のある人は、早めた方が良いです。

 

しかし、それ以外の人は、営業の口車に乗せられないで、この際、しっかり人生設計

をしてある程度の余裕を持って対応できるような状態から進めていく事が重要です。

 

その結果、中古住宅のリフォームで住むという選択肢は大いにアリですね。

 

なぜなら。

今から宅地造成で出てくるエリアは、もう郊外の不便なところしかありません。

ヘタをすると埋立地やこれまで何らかの問題で敬遠してきた土地でしか出てきません。

 

その点既存宅地であれば、その建物や宅地を見れば状態がわかります。

何より、今後は駅近・文教など立地が良いところが出てくる可能性があります。

 

新築・リフォームいずれにしても、

真剣に相談できるパートナーを見つけて、進めていく事が大切ではないでしょうか。

 

 

記事を気に入ったらこちらをポチッと押してください。

リフォームは名古屋市緑区のマンエイ

新築は名古屋のマンエイ

市民家づくり勉強会のご案内 NPOシックハウスを考える会ホームページ

にほんブログ村 住まいブログへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です