住宅・店舗・施設内などで発生する事故

On 2009年8月22日 by admin

最近、大きなガラス面を多用したビルや店舗が増えています。

 

同じように住宅でも開口部を大きく取って外部の景色を取り入れたデザインやインテリアにガラスを使って視覚的に工夫をこらしたデザインが増えてきました。

しかし、こうしたデザインは時に危険をはらんでいる事を忘れてはいけません。

 

建物内外の明るさの違いでガラスが見えなくなり、そのガラスに激突して怪我や死亡するケースが見られます。

 

私自身も、以前薄暗いスタイリッシュな飲食店に行った時に、床を踏み外したと勘違いして転びそうになりました。

そこは通路の床がガラスでできていて下から照明を当てていました。しかもそこだけ段差がついていて、ガラス面のしたに床があるように見えるのです。当然そこに向かって着地しようとしますので、実際にはその手前がガラス面でビックリしてバランスを崩してしまいました。

 

また、ある店ではこれまた照明を落とす気味で、正面にミラーが天井から床までいっぱいに衝立のように立ててありました。店内の陳列棚を曲がってすぐの正面にあったため、そちらへいきそうになりましたが、同時に自分が写りましたので、何とか立ち止まる事ができました。ちょっと脇見をしているとぶつかる危険があります。

 

こうした建物内での事故の事例について、判例などもふまえたDBが国土交通省でまとめられました。

 

建物事故予防ナレッジベース

http://www.tatemonojikoyobo.nilim.go.jp/kjkb/index.html

 

最近、また大きな地震がありましたが、室内のガラスが飛散した場合の事も想定して、ご家族で対策をとっておかれると良いです。

 

確かにデザイン上ガラスやミラーはやりたくなる事もすくなくありません。

しかし、その安全性や割れたときの対策などは十分に設計士と話し合っておくべきですね。

 

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