怖いアスベストは30年後にやってくる
「ああ、ここちょっとヤバイなあ。」
というお宅様があります。
お話をお伺いして建物構造・築年数などを聞いていくと、
疑念がほぼ確信に変わっていきます。
そうです。吹き付けアスベストです。
アスベストはご存知の通り「発がん性物質」として有名ですね。過去に大変な社会問題として取り上げられましたが、ここ3年くらい、再び新聞報道などで取り上げられる機会が増えてきました。(最近はまた落ち着いていますが。)
私たちは当然ですが、この事をいち早くお知らせし、他のリフォームよりも何よりも対策をご提案いたします。
それはプロとして絶対的な使命です。しかし、残念な事にこうした状態を実に軽々に考えている業者やそれを信じたがる消費者の方が多いのも事実です。アスベスト処理はコストが掛かります。発がん性物質なのですから当然ですよね。
でも、できればそのまま見ないで蓋をしてしまいたいのが心情です。
業者 = 何としてもリフォーム受注したい。余計な事を言って取りやめられたり、儲けられない工事にしたくない。
居住者 = ふって沸いたような話。知らなければそれですんでしまう。
余計な費用でやりたかったリフォームができなくなるのは避けたい。
利害一致ですね。
(天井裏にはアスベストのチリが落ちています…)
このお宅のご近所様はたまったものではありませんね。いつその家から飛んでくるか分からないのですからね。
もちろん今回のリフォームで飛びまくると思いますが。
それでも私達は、お客様のご家族と幸せのために、これからも誠心誠意説明責任を尽くしていきます。
それをご理解し、喜んでいただけるお客様のリフォームをさせていただきたいからです。
この方のお宅には、1歳児の赤ちゃんがいました。 奥様がその子をあやしながらリフォームの打ち合わせをしました。
ですので私達の言う事は十分ご理解いただけているものと思っておりましたが…残念でなりません。
いつも犠牲は罪の無い子供なんです。
大きなお世話かもしれませんが、私も2歳の娘の父です。同じ「人」の親としてその子の将来が心配でなりません。
記事を気に入ったらこちらをポチッと押してください。
市民家づくり勉強会のご案内 NPOシックハウスを考える会ホームページ