まだまだどこにでもある こんな残念な現場

On 2009年4月7日 by admin

DSCF3796-1某会社さんの現場です。

資材が搬入されています。まあ日本全国でよく見る光景です。

関係者が見ても何とも思いません。

でも一般の人が見れば「あれ?」と思うでしょうね。

材料に掛けてあるブルーシートが寸足らずですね。雨が降れば確実に濡れます。歩道を歩く人がいつでも触れます。

 

もしこれが、自分の家なら当然心配しますよね。聞きますよね?(名古屋人は割と遠慮しがちで、聞けない人も少なくありませんが。)

 

でも、きっとこの現場の監督さんや営業の方は言いますよ。

「ああ、大丈夫ですよ。」

 

ツーバイフォーの住宅は施工上壁や床の木材パネルが濡れる事が少なくありません。それを見て激怒する一般の方もいます。それでも強度的には問題ないといわれています。(あくまで一般的な見解です。)

柱にしても合板にしてもその理由は、芯まで濡れない、もともと含水率が低い、その程度は工事中に乾燥する、そんなところです。

 

プロの合理的な考えです。そこに消費者の気持ちはありません。

気持ちに応えるのに、特別にお金が掛かるわけではないのです。監督がちょっと気を使ってもう少し高い下駄を履かせて、もう少し長いブルーシートもしくは一枚余分にブルーシートを掛けてスッポリと包み込むだけです。そして道路面より奥に配置するだけです。もちろんその前に必要以上に現場に搬入させないという工程管理が重要です。

 

こういう現場は他にも悪いお知らせがあるものです…

DSCF3797-1

 

基礎の型枠は2日ではずされ、一部は壊していました。

ありえない事が起こります。

 

たぶんここは店舗か何かなんでしょう。いいんです強度なんて。建物も軽いんだから。安く早く綺麗でとにかく客を呼ぶデザイン。

オーナーの気に入るデザインで。

それのみ。見えなくなるところはテキトーに。それが彼らの常識です。

こういう事を常識にしているデザイナーや設計士・会社に「住宅」も頼んじゃう人がいるから恐ろしいです。

 

ここが問題。

一般の方々には、家づくりの本質をしっかり知ってもらいたいですね。

そんな情報提供をやっております。4月26日(日)会場内で託児あります。

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by CyberBuzz
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