家づくりレポート NO23 外装工事
今日の解説は外装工事です。
住宅の外装材はデザインを決めるとても重要なものです。一番目に付くところです。だからお客様も色や素材感などがとても気になるところです。
今回採用した外装材は偽石と言って、実際の石から型枠を取って、そこにコンクリートを流し込んで着色したものです。実際に見てみますと本物と全く見分けが付きません。それでいて石よりも軽いので、好都合です。
イギリスはじめヨーロッパの各地で見られる本格的な石造りのテイストが、日本でも十分に堪能できます。アメリカなどではこうした偽石の外装材は高級住宅の定番ともなっているといえます。
軽いと言いましても、コンクリートの塊です。いわゆるサイディングのような簡単な施工はできません。
しっかりとした下地作りから見直して十分な強度と接着性能・クラック防止、漏水対策などが検討されていなければ採用できません。
プロバンス、アメリカンと色々な洋風スタイルが人気ですが、こうした石造り風(=私はアンティークと呼んでいます。)はほとんど見かけません。ヨーロッパのプチホテルなどに宿泊されてデザインを気に入った方にはとてもお勧めです。オーナーになった方は、アンティーク家具や庭のバラや植栽などがこれほど似合う家は存在しないと思えます。
やっと完成しました。1年掛かってしまいました。
あれこれと試行錯誤もありましたし、チャレンジの連続でした。
でも、これでいろんな事がわかりました。皆様にはもっと早く安く、品質と価格との適切なバランスでご提案していきます。
どんな家を建てようと、それぞれのお考えがありますので自由です。
しかし、私達はリフォームをずっとやってきています。色々な新築住宅の10年後、20年後を見ています。やっぱり過度なローコスト住宅は、一戸建てとして、そこまでのお金を出すのはもったいない…と思ってしまいます。と言いましても、高くては手が出ません。
建ぺい率・容積率などの他色々な条件もありますが、
3500万円で40坪の土地と一戸建て。
このくらいからご検討いただける様に考えたいと思っています。
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