家づくりレポート NO19 上棟式

On 2008年10月1日 by admin

dscf2297  いよいよ上棟です。建前とも言いますね。

木造の軸組みですから、柱がたって骨格の全体像が見えてきますので、一気に家としての実像が浮かび上がってきます。

多くの施主さんが家づくりを実感する瞬間ですね。これと合わせて行われるのが上棟式です。

dscf2246  地場の工務店で建築される方はだいたい今でもやっているような印象があります。時代の流れでしょうか、それもだんだんと省略する傾向にあると聞きます。建売住宅はもちろんですが、ハウスメーカーさんの住宅では施主サイドから希望しない限り、ほとんど省略の傾向ではないでしょうか。

ちょっと寂しさを感じますね。

dscf2256  我が家では、お昼を用意させていただきました。

助六に近くのスーパーで頼んだおかずセット、それにお茶、ジュースなどの飲料です。大工さんと我が家と監督など合わせて10名くらいでしたが、談笑しながら一緒に食事を取りました。

あと、ご祝儀と合わせて手土産も用意しました。赤飯に小さな日本酒を付けました。祝儀は棟梁と応援では差を付けて、監督、設計も今回は用意しました。また、ご近所様へも手土産を持参して挨拶に回りました。

昔はこれに加えて餅投げなどもやりましたが、今は地方へ行かないと中々見られないようです。子供の頃に、叔父の家の上棟でやった記憶があります。子供ごころに楽しかったのを思い出しました。

これから家を建てられる方は、できれば昼食くらいは出しておいた方が良いと思いますよ。やっぱり自分の家をどんな大工さんたちが建てるのかをしっかりと見て、ちょっとの時間でも交流しておくとずいぶんと違うものだと思います。やっぱりお互いに人間ですからね。

同時に危惧するのが、大工さん達もだんだんそういう事に慣れていなくなって来たのかな?と思うことです。ウチの奥さんが激怒していました。(苦笑)

好き嫌いがあるのかもしれません。お腹がすいていないのかもしれません。

もちろん肥えた舌に応えられない味だったのかもしれません。

それでも、祝いの席です。施主の目の前で「俺、これ嫌いなんだわ。」と箸で突き返すのは失礼極まりないです。仮に食べ残しても自分で持って帰るくらいの気遣いがどうしてできないのか分かりません。

こんな時に怒ってケチをつけたくないので、黙っていましたが…。帰りの道すがら同じ事を奥さんが言っていたので、誰でも常識でそう思うよな…と変に納得しました。

俺のお客様の上棟の席でそんな事やった奴がいたら

「死刑」だ。

後でこっぴどくギュウギュウに泣くまで絞ってやる。

人生の晴れの日を何と心得る。

こんな常識が大工にも無くなって来たのか!と残念というより怒りが沸いた日になってしまいました。先が思いやられます。

最後には、大工さん達が帰った後に、心をしずめてひっそりとお神酒とお米で清めて帰りました。

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