家づくりレポート NO13 シロアリ対策その1

On 2008年5月20日 by admin

dscf1925  先日書いた「アリダンシート」について問い合わせがありました。

  ので、もう少し詳しく書きます。このシートはベタ基礎の場合、ステコンを打つ前に全面に敷き詰めます。布基礎の場合は防湿コンを打ってその上に敷きます。基礎を貫通する配管周りには、専用の防蟻コーキングを塗布していきます。前回も書きましたが、重ねシロを確保して専用テープで止めていきます。

これらの一連の作業は、フクビさんが責任施工でやってくれます。それによって最大15年のシロアリ保証がつきます。シックハウスや家族の健康問題から、土台と柱を薬漬けにしたくないと考える人が増えています。でもシロアリ対策はやっておきたいのも心情ですね。そんな時はこの方法が良いです。保証がついてきますので安心感もあります。

また、基礎パッキンなど組み合わせると、さらに最大20年まで保証が付きます。シロアリ対策を考えられている方はぜひ一考されると良いと思いますよ。

その他ベイト工法と言って、トラップを仕掛けて駆除を図るようなものも安全性が高いとして人気になりつつありますが、ある有名なシロアリ専門家の方とお話をさせていただく中で「コストに対する実効性に疑問あり」と判断し、私は採用もしませんし、お客様にお勧めもしていません。

ちなみにアリアダンシートの有効成分は、もちろん殺虫剤・農薬ですが、「シラフルオフェン」「イミダクロプリド」というものです。コンクリートや土中においても安定性が高く、常温・大気圧下ではほとんど揮発しない程、蒸気圧が低い化学物質です。ベタ基礎の場合は、特にステコン、ベースコンクリート下にありますので、さらに居住者への暴露安全性が高くなると思っています。そういう意味でバランスの良いシロアリ対策・保証と言うことで採用してみました。

皆様はいかがお考えになりますでしょうか?

この家は化学的な対策は安全性を考えてこれだけです。私はケミカルバリアーはこれで十分だと思います。

あとは、シロアリの生態に対応して、物理的な対策を施しています。

その解説もおいおいしていきたいと思います。

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