家づくりレポート NO12 基礎工事その1
基礎工事は住宅のまさに基礎ですから、最も重要な部分です。ここの施工如何ではいくら上物(住宅)を上等に仕上げても、全く意味がなくなってしまいます。遣り方、根切り、砕石、転圧、先行配管、捨てコン、配筋、型枠、ベースコン、立ち上がりコン、養生、天端ならしと工程が続きます。
品質を確保する一番のポイントは現場へ行くことです。特に工程全体を管理する現場監督が適切なタイミングで行ってチェックできるかが重要です。これを怠ると長年の付き合いがあるとは言っても「なあなあ」な部分がでてくるおそれがあります。施工を行う業者との良い緊張関係を持ってお互いのためにより良い仕事を目指したいですね。
今回は基礎下全面にアリダンシートを施工しています。アリダンシートは防湿シートの役割も兼ねた防蟻シートです。これによってシロアリが基礎下から上がってこない様に抑止しています。先行配管部分は二重貼りで専用テープで止めていきます。もちろん重ねシロを十分取って専用テープで接着します。
雨が降ってきて靴下が濡れてしまいました。それでも汚したくないとの事でずぶ濡れになりながら施工してくださいました。職人さん感謝・感謝です!!現場の職人さん達がこれくらい大切に思ってくれるとうれしいですよね。所詮、防湿シートなんて砕石と基礎の重みに挟まれてコンクリート打ちするまでに破れてしまうはずです。気持ちの問題ですね。
ステコン打ちです。ずいぶん小さく見えます。まあ、実際にこじんまりした家ですのでこんなものかと思いますが。ここに墨だしして配筋していきます。このつづきは次回に。