化学物質過敏症 シンポジウム

On 2007年3月20日 by admin

先日、化学物質過敏症のシンポジウムを開催いたしました。

主催は日本住環境医学研究会といいまして、医師や研究者・建築関係者からなる学術団体です。

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毎年、東京で学術集会を開催しておりましたが、今年度は名古屋での開催となりました。

私は今年度からこの団体の副会長を仰せつかりまして、色々と準備に追われました。

お蔭様で盛況でした。およそ100名からの一般参加者の来場をいただきました。

「シロアリ」を題材に取り上げた講演では、まさに建築のプロも知らない事・誤解している事が報告されて、これまでの家づくりに一石を投じる事となりました。また、午後の講演は「化学物質過敏症と精神疾患」と題しまして、これまでタブーとされてきた領域に鋭くメスを入れました。

こちらの講演も大反響で、誤解を恐れずに事実をお伝えできた事で、参加者の皆様から「大変満足した。」とのお言葉を多数いただく事ができました。さらに、会員による研究報告もますます内容が充実してきました。来年度は、現顧問である笹川氏が上海でのシックハウスについてさらに発展的な取り組みが期待されています。

ひところ、「シックハウス問題は収束した。」との見解が建築業者の間に流れていましたが、この学術集会を見る限りは、まだまだ、と言うよりも、さらに対応が難しくなってきていると感じました。安易に考えていると大きなしっぺ返しが来そうです。

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