中学生からのシックハウスの質問 その2

On 2006年6月21日 by admin

 1_2 <質問>
過去にシックハウス症候群になってしまった人がいた家はどうなっているのですか?

<答え>
室内に揮発したガスは壁や床・天井の内装材などを中心として、あらゆる所から出てきます。それぞれどのようなガス(化学物質)が出てくるかは、メーカーからの資料などで分かります。

しかし、ホルムアルデヒドは使う材料によっては、室内で合成されてしまう事があります。メーカーの言い分を鵜呑みにしないで、何が出てきているかはキチンと室内の空気質を測定する事が大切ですね。

また、それらがどれくらいの期間で抜けるかは良く分かっていません。それぞれの建材の特性や場所、
温湿度環境などで個々の化学物質の放散速度は変わってきます。さらに住宅は定期的なメンテナンスもしていかなければ痛んできます。シロアリ消毒などは5年毎に行うのが通常です。

ですので築30年経過しているからといっても、安全である事とは無関係です。逆に新築だから危険だと言う事もありません。

「どうなっているか?」は、それそれの室内空気の測定で確認してはじめて判断できる事です。

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