はじめての中国茶
中国茶 |
といってもいろいろあります。烏龍茶に鉄観音、それに最近ちょくちょく耳にする黒茶など。
ふむ。良く分かりません…。
そこで調べてみました。すごい勘違いをしていたみたいです。
どうやら中国茶には製法による分類と茶葉による分類があるようです。製法による分類では、緑茶・白茶・ 黄茶・青茶・紅茶・黒茶の6種類があり、これに花茶を加えて7種類あるようです。緑茶から順番に無醗酵、 弱醗酵、弱後醗酵、半醗酵、完全発酵、後醗酵となります。烏龍茶はこのうちの青茶に入ります。
茶葉による分類はとあるサイトに書いてありましたので、それを参考にすると烏龍茶、ジャスミン茶、プーア ル茶などとあります。この分類はあまり一般的ではない様です。私なりに理解したところでは、要するにブ ランドではないかと。烏龍茶というブラントの中に安渓烏龍茶や安渓鉄観音という製品ブランドがあるという 事です。ブランドバックで言うところのルイ・ヴィトンというブランドの中のエピラインモンソーという製品ブラン ドといった感じではないでしょうか。(間違ってたらごめんなさい。専門家の方、ホローしてください。)
まあ、いずれにしても難しく考えないでこんな機会にでも中国茶を飲んでみるのも良いと思いますよ。 全てのお茶の起源として2000年の歴史があるそうですから、「三国志」など遥か異国の歴史物語を読み ながら一息いれるのも人生の豊かさが感じられます。
中国茶について詳しく知りたい方はこちらを → All About [中国茶] |
お店に行ってみました |
実はこんな話を書いたのも、名古屋栄三越のラシックにある専門店で中国茶初体験をしたからでした。 いつも混んでいて平日でもお昼時は待ちの列ができます。行った日は日曜日の5時近くでしたので、すん なり入れました。初めてなのでなーんにも分かりません。でも、心配ありません。店員さんが事細かに解 説してくれます。この時は「今の季節は黒茶が良い。」と言うことなので、ここは素直に従うことに。
ここで解説しておかねばなるまい。このお店は岩茶(がんちゃ)なるものを出す専門店です。この岩茶とは 青茶の烏龍茶の一種ですが、それらは福建省の武夷山一帯で栽培されるお茶を言います。しかし、これ また岩茶にも色々と事情があるようで。本来岩茶とは武夷山の300メートル以上の岩斜面で栽培される ものだけが正岩茶と言われ、正真正銘の岩茶として周辺地域で栽培される物と区別されているそうです。 岩茶を岩茶ならしめるのは、この岩に育成するところにあります。遥か太古からの岩のミネラル成分など を豊富に含む事で、様々な薬効成分を持ったお茶として重用されているのです。
さらに究極のお茶。大紅袍という正岩茶の皇帝の存在です。その樹が3本あると言われ年間数百グラム しかとれないそうです。当然、手に入りません。政府高官だけが飲めると言われているようですね。そりゃ そうですよね。市場に出れば百グラム何百万もの値がつくと言われます。香港辺りに行くと、このオリジナ ル(現在接ぎ木が成功してこの複製樹があるようです。)と言って、法外な値段で言い寄ってくる輩がいる そうです。まあ、それだけ有名で飲みたい人がたくさんいるという事ですね。
話がそれましたね。
で、待つこと10分(この時はけっこう待たされた)出てきました。下の画像にあるような竹製の盆に茶器が 載っています。入れ方や男女の作法など親切に教えてくれます。中国のイメージって何テキトーな感じが あったのですが、香りを楽しんだりちょっとした作法があったりと、いがいに奥が深いようです。実際に昔の 高名な茶人もいらっしゃるそうで。千利休なんぞまだまだ子供?といったところか…。でもけっして堅苦しい 物ではなくて『お茶入れイベント』と考えれば楽しく楽しめますよ。(格式ばった場もあるのでしょうけど。)
味は、烏龍茶のイメージよりは濃厚(渋い)です。でも旨いです。けっこう虜になる人いるんじゃないでしょう か。日本茶とはまた違う、独特の味と香りがあります。確かに中華にベストマッチです。種類も大変豊富な ので、料理や好みに合わせて自分のお気に入りのお茶を見つけるのも楽しいと思います。 |
名古屋三越ラシックの岩茶屋さん→ 神戸岩茶荘
気の利いた贈り物にどお? |
お父さんお母さんにへの贈りものには良いですね。ありきたりにセーターやお花よりも、こんな気遣 いもいいのでは?日の浅いカップルにはちょっと早いけど、一家に一つあると来客時には話題に事欠 きません。こういう文化に触れると、政治のわだかまりなんて庶民に関係なし、という感じです。 |
はじめまして。翁台湾茶屋の店主ことsu-shenです。トラックバックありがとうございました。ブログははじめたばかりなので今後ともよろしくお願いします。
せっかくなのでお茶の話を全くしないのもなんですから一言だけ。楽しみ方、飲み方はいろいろですし、台湾では各家庭で様々な入れ方がありますよ。これは各家庭ごとで一番美味しいと思われるお茶の楽しみ方が代々伝わっているそうです。形式にこだわるのも楽しいですし、気軽に楽しむのもよし、ともかく心が温まれば最高です。おっと一言が長くなってしまいました。それでは。
TBありがとうございます♪
「はじめての中国茶」ですのによく調べられていて素晴らしいですね。
仰る通り、烏龍茶というブランドの中にさまざまな製品ブランドがある、というのは本当ですが、しいて言えば「烏龍茶の中」というより「中国茶の中」と言えるかもしれません。
中国茶のくくり方、大別のしかたも様々あり、人によって楽しみ方、興味の持ち方もそれぞれ、切り口がたくさんあるところも大きな魅力のひとつかもしれません。
ちなみにわたしはヒーリングとしての中国茶もお勧めしています♪