何をなすべきか悩んでいる人へ-「死ぬまでにしたい10のこと」

On 2005年9月21日 by admin
2003年の同名の映画からインスパイアーされた本です。この本も、既に11版を重ねる静かな人気の本です。本の最後に「あなたの死ぬまでにしたい10のこと」が書けるようになっています。「あと2ヶ月の余命で何をするか?10個あげよ…。」その問いに10人の女性が答えていきます。
10人著者がいるとその中の一人くらいは
さて、この本。読んでいてちっとも面白くないんです。^_^; それを通り越してイライラしながら読んでいました。短編なんですけどあまり進みません。それは自分が男だからか?子供がいないからか?はたまた独身だからか?それとも著者達のような一家言ある方々の特殊性なのか…?でも、最後にありました!室井佑月さんの章。笑いました。ちょっと不謹慎に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、感情と言葉(文章)がすごく良くリンクできていて共感できました。そう。10人著者がいるとその中の一人くらいは共感を得て読める人がいるんです。逆に「何で、そうなるかなぁ」とも思える人もいます。でもそれでいいのだと、だから10人なのだと思います。

「人は誰でも死ぬ。」
私の場合は、こんなテーマだからこそ「笑ってしまえ!」と考えるのかな、と思います。書中で何人かの著者達も言っていますが「死ぬ事を考えるということは、生きる事を考えること」人生を重ねていく程、感じてくる真理だと思います。私が小学生から中学に上がる当時、思春期の頃には誰もが感じるであろう「生きる意味」は「なぜ、生まれてきたのか?」と言う生への単純な模索でした。おそらくその時代の心は希望と不安に満ち溢れていて夢と理想に彩られていたのですね。

いつしかその考えは「人は誰でも死ぬ。」というゆるぎない事実とその意味を見つめる事へ向かっていきました。今、夢と目標を持ってひたすらそこへ向かって走っていく事が出来るのも、こうした想いと行動の積み重ねだと思います。時々人から相談されます。一度は就職の面接に来た若者からその面談の最後に相談をされた事がありました…(おいおい。)「何がやりたいのか?何が向いているのか分かりません。」「たくさんあってどれをどうやって良いのか分かりません。」「私はどうしたら良いのでしょう?」あなたに分からないことがなぜ俺に分かるの?と思いつつも自分の経験と考えから何かを見つけてもらえればと話はしますけれど。

真っ直ぐにその思いをぶつけられるものを見つけられると楽しくなる
この本を読んでどこまで「死」や「生」を考えられるか分かりません。しょせんは想像の中です。しかし、思い込みであっても真っ直ぐにその思いをぶつけられるものを見つけられると楽しくなるのは確かだと思います。そうすると笑っちゃうんです。 。

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