家づくりレポート NO14 基礎工事その2
これだけゴツイ仕様だとかなり壮観ですね。逆にちょっと過剰かな?と心配するくらいです。戸建住宅、特に今回の我が家は、こじんまりとした総2階ですので、これだけの基礎は必要ないともいえます。
まあ、ウチの設計が色々と心配していただいたようで「社長、このくらいやっときましょう。」という事になりました。宅地盤面もSSのデータでは十分に強固であると言う結果がでていましたので、ゴツクなって重量がかさんでも沈下のおそれもないと考え採用しました。
しかし、基礎は鉄筋だけが性能を確保するわけではありません。正しい鉄筋の配置、コンクリートのかぶり厚、打ち継ぎの品質が問題です。さらに、現場に納品されるコンクリート強度なども。
こうした施工品質を確保するには、現場の職人さんはもとより、監督の知識と指導力が命です。基本的に職人さん達は「良い物を作りたい。」と言う欲求があります。中にはやっつけでやっているような者がいるかもしれませんが、そちらの方がまれです。そういう人でもそれは腕の問題で、気持ちはやはり「良い物を作りたい。」という部分があります。
そんな時には、監督がガツンを言える度量が必要ですね。そこで腐るような職人さんだったら、もういりません。帰っていただけば良いと思います。気持ちがあれば経験で腕を上げることは可能です。だから監督は指導するんですね。
それにしても現場の施工が簡単になって行くに越した事はありません。今は色々便利な部材があります。左の部材は鉄筋のコンクリートかぶり厚を確保するためのスペーサーです。(右のプレートは鉄筋の仕様)必要な幅に応じて縦に使ったり横に使ったりします。
便利になりましたね。
一般的にかぶり厚は40mmで考えますが、それ以上あるに越したことはありません。マンエイでは立ち上がりも縦横共D13で内法で外壁を納めていきますので外へ75mmです。つまり立ち上がりの基礎幅は150mmになります。基礎仕様を自慢する業者さんはたくさんありますが、この仕様ならそんな全国レベルで見てもトップクラスです。
ところで…実はもう上棟終っています…。はやく解説を進めねば。